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　前回の本と同じような輸入ビジネスの解説本だが、こちらは情熱的だ。初版が古く内容的にはちょっと実情に合わない部分も出てきているが、内藤としてはこの本の趣旨に共感を覚える。
　この著者の主張は、「貿易は学問ではない。金儲けである」と明快だ。金儲けをするにはどうしたらよいのか、非常に実践的なノウハウをこの本を通じて伝授しようとしてくれている。読んでいてわくわくし、俺も貿易してえ(してるけど)と思わせてくれる。仕事にロマンを与えてくれる良い本。
　ただ、内容的にはちょっと古くなってきている。その点は注意して読んでほしい。だが、どこに金儲けのタネが転がっているかを探す著者の視点は今でも有効である。
　輸入ビジネスをやっている人と、これからやろうとする人に元気の出る一冊。