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　これは魅惑の本である。ひとことで言えば、眼の快楽。優れたリゾートを、うっとり見入ってしまうような最高の写真と、観光ガイドとは一線を画す品のある抑制された解説文とともに紹介される。ページを開くなりそこには楽園がひろがる。極上のリゾートへの招待状。

　とまあ、激ほめしてみた。内藤はこのシリーズが大好きである。ビジネス本とはいえないが、とにかくおすすめしたいシリーズ。
　内藤は旅行は好きではなかったが、近年、仕事で海外出張をしばしばするようになり、国内もあちこち回るうち、旅行が好きになった。そんなわけで海外のリゾートに特に惹かれる。そんな内藤には、もうもう素晴らしいリゾートの本なのである。たまりません。
　とにかく写真が最高。一流写真家による最高の色使いと構図の写真。解説文も、観光案内とは明らかに異なる品がある文章。写真をながめ、横の文を読んでいるうちに、異世界へトリップして、南国の匂いが漂ってくる。これを読むと、ここに必ず行く、と思わせてくれる素敵なリゾートへの招待状だ。これで1000円もしないのは、もう買うしかない。内藤はバックナンバーをすべて揃えても後悔しないだろう。