ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

2004-05-24

  また、こうして日記を書いてみることにした。ああっ、本を紹介せねば。


  小泉さんの再訪朝について、まだマスコミはギャアギャア騒いでいるなあ。もっといいやり方があったんじゃないですかね、みたいなことを言っていて、オッチョコチョイな政治家とか評論家に論評させているけど、アホくさいし見ていて不快だ。


  今回の再訪朝が素晴らしい成果とは言えんが、かといって大失敗というわけでもない。世論調査なんか見ると、国民は「まあこんなもんだろ」みたい風に取っているようにみえるし。エキサイトしているのはマスコミと、拉致家族と、評論家と、一部の政治家に過ぎない。


  内藤として、そういう批判を見ていて何が嫌かと言うと、トクトクと俺ならこうするとか、いろいろ評価してみせたりしている奴の顔が嫌。ツラが嫌っていうか。


  外交ってのは、コンピューターゲームじゃなくて、人間相手だよ。そういう評論家の「こうしてああして」みたいなアンタの思惑通りにコトが運ぶわけないだろ、と内藤は思うわけだ。そんな思ったとおりになるなら「交渉」なんていらないし、国家の代表者が面と向かって会う必要なんかないわけよ。理屈どおりで、自分の思惑どおりでいいならメールとかファクスで十分じゃないか。ところがそうはいかない。というのも、相手にも相手の思惑があるから。だからこそ「交渉」なんであり、面と向かうのは、人間の胆力が試されるわけ。


  それを思うので、あーだこーだ言う評論家や、評論家きどりの政治家の内向きな顔を見ていると嫌になってくる。この人たちは、キムジョンイルと面と向かって交渉するだけの胆力があって言ってるのだろうかと思うんだが、たぶんそんなことはない。日本国内で日本国内向きに話しているからそういうことが言えるんだろう? 北朝鮮の国民に向かってそういうことが言えるかというと決してそうではない。そういうレベルのことしか話していない。しかも、北朝鮮に言うことを聞かせるのに、経済援助を餌にしろみたいなことを言っているのを聞くと、げっそりする。そういうのは、本当に内向きで、オタクっぽいっていうか、交渉するだけの胆力のない人間なんだろうなあと思うのだ。