ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

2004-05-25(1)

  仕事のメールには、やたらスパムがやってくるようで、どこもみな苦労しているようだ。で、そうではなくて、内藤勤務の会社のウェブページを見て営業メールを送ってくる会社がある。そういうメールを読んでいて思うのだが、こういうのを何で出すんだろうということなのである。


  そういう営業メールは、まず間違いなく捨てられるわけだ。でも、こういうのって出す側は返事が来るのを期待して出しているんだろうか、とか思う。ファクスなんかの同報送信の営業ファクスもそうなんだけど、メールが珍しい頃とか、ファクスによる営業ファクスが珍しい頃と違って、今は凄く効果が低いんじゃないかな〜と思うんだが、どうなんだろう。


  考え方としては、効果が低くても、例えば10万通出していくつか返事があったらいいな、とか思ってるのかなとも推測してみるが、でも、内藤が言ってるメールというのは、そういうスパムっぽいのではなくて、いちいちウェブ見て出すという、送信者の手作業が感じられるタイプなんだよね。そういうのだと一日頑張っても100通くらいなもんだろう。でも、何の面識もない人からの営業メールは間違いなく捨てられるだろうから、なんだか労力が無駄なような気がするなあと思うのであった。


  まあこんなこと、内藤が言うまでもなく、セス・ゴーディンの「パーミッションマーケティング」には書いてあるわけで、セオリーだと思うんだが。


  とはいえ、代わりにどうすればいいか、というのは簡単な答えはない。そこらへんはまさに新規開拓営業の核心部分だから。でも、他に方法がないからといって、そういう無駄なことをやるというのはまた困ったものだなあとも思う。そんなメールをチマチマ出すくらいなら、まだ電話での新規開拓のほうがマシなような気がする。


  というか、そもそもアレだな。変わり映えのしないサービスやモノを売り込むのにうまい方法なんてない、ということだよね。どうしてあなたのところのサービスを買わなきゃいけないのか、という理由が、そういう営業メールには大抵はないよね。たぶん売り込もうとしている人も明確でないんだろうな。だから断られやすい。しかし、断られやすいからといって、ヒューマンなコンタクトなしのメール出すだけだとなおさら断られやすくなる。やることは逆だと思うんだよな。


  ゆえに、接触のない人にはメールでコンタクトするよりも電話したほうがマシということになるわけだけど。一番良いのは何か仕掛けをして相手から電話してもらったり、メールしてもらったりすることだと思う。そうでなくても、こちらから電話をする場合は、トークを工夫すれば、何か送っても読んでもらいやすくなるしそのほうがマシだと思う。確率的には良くなると思う。そういう点では、そういうナイーヴな営業メール送る人ってのは、営業そのものが分からないでやってるんだろうなと思う。


  そもそも商売をしていて思うのは、自分が売っているサービスとかモノのよさに自信を持っていなければいけないということだ。そこに自信があれば、お客さんにそれを紹介してあげるのは義務に思えるし、お客さんのために思えるだろう。となれば、半端な遠慮気味に売ることもないよな、とか思うのである。そこらへんの腰の引け具合にちょっとイラッとしたりする。まあ気持ちは内藤もよく分かるんだけど。


  まあそんなことを思ってみたり。メールって便利だけど、新規売り込みには向かないよなあと思うのであった。面識のあるお客さんに連絡を取るにはとても便利だけど。


  まだ方法については模索中であったりします。