あつい (2004年7月21日)
暑いね。夏だね。特に暑いねえ。夏でもサラリーマンだとスーツ着たりするんだが、妙なルールだよね。
原始時代の暑さ寒さをしのぐために衣服を着る時代と違って、今は、相手に対する敬意を表すために着ることが多い。スーツを着るのは会う相手に対する礼儀のためだ。だから気温や実用性が服を選ぶ主要な基準ではない。
しかし、このクソ暑い日本の夏でこれだけたくさんの男たちが大汗かきながらスーツを着るというのは、すごい非合理性である。これだけの非合理性をこれだけ多くの人に強制できる力というものが作用しているわけである。そうでなければ誰も夏にスーツを着まい。それは時代の流れという大きな力が作用しているせいだなあと思う。
というのも、江戸時代のことを今から考えると、男は夏でも冬でも皆チョンマゲしてて妙だし、面白いわけだが、それなんかは、現代を100年後の未来見たりすると、男は夏でも冬でもスーツ上下に革靴履いてネクタイを付けるという珍妙な格好をしているということになったりするのではないか。江戸時代が多くの国民が農業に従事して土地に縛り付けられて、領主の支配下にあった時代とすれば、現在の会社時代は、多くの国民が事業に従事して会社に縛り付けられて、国家の支配下にある時代なのかもしれない。
僕らは大きな時代の流れと時代性という制約の中で生きている。悲観するでもなく、反抗するでもなく、そうぼんやりと思う。今はもういないチョンマゲの人を思うとせつないし、スーツ姿のサラリーマンがいなくなった時代、もちろん内藤もこの世にいなくなった時代のことを考えるとこれまたせつない。僕らは長い流れの中で言うとほんの一瞬しかいない。暑いね。今日は。
アマゾン書店を内藤は、最近特に便利にしている。夜中にクリックして注文すれば明後日くらいには届く。1500円以上で送料がかからないので、1-2冊くらいで頼める。最近は少し前に出た本をいろいろ探しているのでアマゾンは便利だ(見ないで買うので無駄も増えるけど…)。おかげで箱がたくさん溜まってきた。結構捨ててるんだけど、1-2冊でも箱で届くから溜まる。たぶん本を良い状態で送るにはこれがいいんだろう。少し無駄な気がするけど。あと、買ってて思うんだが、アマゾン書店もポイントカードみたいなサービスしてくれないかな。そうしてくれると嬉しいな。もちろんポイントカードなくてもアマゾンは総合的に考えて便利だから使うけどさ。
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