ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

2005-06-12 (3) ツキのある奴とない奴


  ツキってあると思う。運というか。実のところ、内藤は数年前まで、科学的でないことは一切信じないタチだった。論理実証主義なのである。それでこの1,2年は必ずしも科学的でないことも、そういうこともあるかな、と思うようになった。きっかけは、斎藤一人さんの本だったり、中村天風先生の本だったりするのだけども、それについてはまたいつか書くとして。


  で、ツキ、とか、運というのはあると思うのね。それで、内藤はそういう観点なので、ツキのある奴とない奴がいると思う。可哀相なことに、ツキのない奴、っているんだな。そういう人には運の悪いことが立て続けに起きる。でも、実はそれって、呼び寄せてるんだよね。ツキの悪さを。だから顔つきで結構判別がつく。こういうとオカルトっぽいけどね。


  そもそも、内藤からすると、ツキなんて良いことと悪いことの半々で起きるものだと思う。確率50%の事象だね。だから、良い事が起きれば、ツキに感謝すればいいし、悪いことが起きれば、そこから何か学ぶといいことがある。良いことばかりは起きないし、悪いことばかりも起きない。これが原則だと思う。


  ところが、ツキのない奴というのがいて、そういう奴は、良いことが起きたときはまあいいんだけど、悪いことが起きたときの行動が悪い。人生生きていれば、必ず、悪いことも起きる。これが決まりなんだが、ツキのない奴は、悪いことが起きたときに、さらに良くない手を打つんだな。これで更に悪いことを引き起こす。だから、悪いことが連鎖して起きる。ツキのある奴は、悪いことが起きたときにも、必ず良い手を打つ。だから確率的に悪いことが連鎖する可能性が低い。つまり、リカバーしやすいので、ツキがあるように見える。


  困ったことというのは生きていれば必ず遭遇するわけだが、それに対して、当人はそこからリカバーするつもりの手を打つんだが、他人から見ていれば、それってリスキーな手を取ってるんだよね。だから、また、困ったことが起きる。分かりにくいかもしれないけど、賭け事で言えば、勝負に負けたとして、次の勝負で負けを取り返そうとして、リターンの良い(つまりは負ける可能性の高い)勝負をするような感じ。負けたときというのは、一番いいのは、次は賭けないことなんだよね。または、一番リスクの低い賭けをやる。つまり、予想のリターンは良くないけど、見込みの高いことをする。特に、負けてるときは、自分の見立てがズレてるときだから、慎重の上にも慎重になるべきで、リスクの高いことはすべきじゃない。


  つまり、内藤が思うに、ツキのない奴は、負けたときに、更に負けを取り返そうとして、よりリスキーな手を取るから、更に負けるというパターンがあると思うのだ。たぶん、ツキのない奴は、勝つか負けるかは50:50だとか思ってるから、次もリターンの大きいほうに賭けるんだろうけど、違うんだよね。ツイてないときは、次の勝つ可能性は50%以下になってるんだよね。ツキのある奴は、負けたときは、次は賭けないか、リスクのもっとも低いものに賭ける。自分の読みがズレてるわけだから。人生の賭けは、連続している勝負で、それぞれの勝負は実は独立していないんだな。独立試行じゃない。読みというものをやってるので、読みが冴えてるかどうかは重要なんだと思う。


  とまあ、そんなことを考えた。だから、ツイてないなー、というときは、ドツボにはまらないためにも、必ず次は安全策をとって、勝負しないか、もっともリスクの低いものに賭けるべきだと思う。そして、ツキは循環しているので、必ずツイてるときがやってくる。勝負はそのときにかけるべきだな。