「幻想曲 孫正義とソフトバンクの過去・今・未来」 児玉 博著 2005年 日経BP社
■[感想]
ソフトバンクの話は前も読んで以前紹介したことがあるが、こちらはその後に出た本で、批判的なスタンスが特徴。日経ビジネス連載のジャーナリストによる孫さんのビジネスを批判的に見た本。
前の「起業の若き獅子」にも書かれていた猪突猛進振りに加えて、さまざまな人を迎えて、その後別れて行く人間関係の特徴など、生い立ちにさかのぼる部分もあり、興味深い。また、今の時点から振り返ると、ジフデービス買収やらの猛烈なM&Aなどの仕組みも意味も見えてきて、その点でも興味深い。これからソフトバンクはどうなるか分からないが、ソフトバンクを現時点で総括するにはとても分かりやすく良い本に思えた。また、ネットバブルの流れとその中心近くにいたソフトバンクの役割が分かりやすくて、参考になった。
そんなわけで、まあ★1個。「起業の若き獅子」のほうは毀誉褒貶はあるものの、とにかく猛烈な孫さんの猛進劇を楽しむならオススメ。宴の後を見るにはこちらがオススメ。
(作成2005.12.20)
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■[★] 「幻想曲 孫正義とソフトバンクの過去・今・未来」 児玉 博著 2005年 日経BP社
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