徹底して突き詰める
そうした中で、注意したほうがいいのは、好き嫌いと得意不得意を徹底して突き詰めておく、ということ。「徹底して突き詰めておく」という点。一番駄目なのは、適当に好き嫌いと得意不得意を決めてしまうことなんだな。これやると人生選択を誤る。人生は、嫌いなことと不得意なことを消去法で消して、好きなこと得意なことに進んでいくのがいいんだけど、その基準が間違ってるという話になるからなんだな。
そもそも人はいつでも、自分の本当に好きなこととか、自分の本当に得意なことなんてわかってるかというと、わかってないことが多い。子供の頃とか学生の頃に、自分は○○が得意です、だとか、○○が好きです、なんてほとんどは思い込みに過ぎない。上で書いたみたいに、自分の好き嫌いを突き詰めて考えたり、自分の得意不得意を突き詰めて問うたりなんかしてないで、ぬるーい学生生活で、とりあえず就職に当たってのアピールで言ってるだけでしょ。ほとんどの学生は。もちろん、学生の中には根性座ったハードな生活をしてる奴もいるから、そういうのは学生のときの夢を大人になって実現している奴もいるけど、そういう奴は徹底して自分の好き嫌いや得意不得意を学生時代から突き詰めているからね。そこらへんからして人生が違う。
そんなわけで、日々の生活の中で、自分の好き嫌いに敏感になり、毎日いろいろなことを試して一生懸命努力して自分の得意不得意をわかっていくことで、人生選択における勘が冴えるようになってくる。