すい臓がんの痛みと対応(食事と生活)
、というエントリを書いたところで、では、現在どういう痛みがあるか、その対応について書いておきます。
(注意) 自己流なので単に個人的なメモです。患者の方はお医者さんに相談してくださいね。私は、お医者さんに相談しても一般的なことしかわからないので、自分でどう対処したかをメモしておくと似たような人に参考になるかなということで残すメモです。
1か月前に急性すい炎で入院し、1週間ほどで退院していて、それ以降は、結構おなか痛いんですね。急性すい炎を境に顕在化した感じです。
お腹の痛み
痛みは3種類あって、みぞおちのあたりがツキーンと痛い。その左右が痛いというすい臓から直接来る痛み。これはたまに来ます。お腹側に来ると痛いし、背中側には「凝り」として現れます。
また、食事をすると、胃や腸が動き始めて、じんわりとした痛みが始まります。これは結構長く続きます。痛みの感じとしては、下痢とか便秘のときのお腹の痛みが変化しながらずっと続く感じです。激痛ではないものの、苦しい痛みです。
あと、立ったり、歩いたり、身体を起こしているとだるく、その後数時間はお腹が痛くなってきます。横になりたくなるのです。2番目の痛みと同じ感じ。長く活動していると翌日もお腹は痛くなります。
お腹の痛みへの対処
食事しての痛みについては、実は食べないとそんなに痛くならないんですよ。だから食事を抑えたりしたんですが、これをやると体重がどんどん落ちてきます。1日平均300gくらい。スティーブ・ジョブズも痩せてましたが、まさに病気ダイエット。これでは良くないので食べることにしました。
それで痛みについて言うと、薬で抑えるのが一番です。我慢して横になって痛みが治まるのを待つのはあまり生産的ではないことがわかりました。収まらないから。すい臓がんなどに刺激されて腸が妙に活動しているみたいなんですね。あと腹膜への転移もあるし。お医者さんから処方されたのはカロナール(アセトアミノフェン)です。これは私にはききました。市販薬ならタイレノールですね。パブロンなどの風邪薬の主剤なんですがあちらはほかにいろいろ入ってる。アセトアミノフェンオンリーなのは市販はタイレノールかな。あと、イブプロフェンも効きますね。
もう痛いのは仕方ない。アセトアミノフェンやイブプロフェンなどを使って痛みを抑えて活動可能にします。これが私の個人的な結論です。もちろん何も使わなくても痛みが治まるときはあるんですけどね。でも、横になって痛みが治まるのを待っていたらずっと寝てないといけない。それでは何にもできないですから。また、がんですから横になっていて良くなるわけではないんです。風邪とは違うのです。痛いのは仕方ない。痛みをどうにかするほうを考えるわけです。
あと、背中の痛みもキツイんですけど、これはマッサージ器を使いました。もむと多少良くなります。すい臓の痛みが背中側に出るんですが、マッサージは一時的に改善します。おすすめです。
私が使っている一つがこれ。アルインコのネックマッサージャーだけど、リクライニングチェアに座って腰に当たると腰などもマッサージできる。もみパターンも3種類あってそれぞれ使える。値段から見てもコスパよし。
ALINCO(アルインコ) 首マッサージャー もみたいむ なごみ MCR8700T
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もう一つはベッドで長年使っているのが、オムロンのマッサージ。こちらも安くて良い。前はルルドマッサージクッションを使っていたのだけど。どちらも良い。両者はもみ玉の形が違っていて、ルルドは半円、オムロンは扁平。ルルドは半円でピンポイントで押してくる。オムロンは扁平でエッジでぐりぐりする感じがあって、なれるとこっちの方が好きになった。
オムロン マッサージクッション ベージュ HM-341-BG
- 発売日: 2012/04/10
- メディア: ホーム&キッチン
食事
お医者さんからは低脂肪の食事を勧められていました。最初は脂肪ゼロを目指していたんですが、そこまでしても痛みは変わらないことがわかりました。1日30g未満を目指して、クリームや牛肉やオイリーなものを避ければ結構いろいろ食べられます。お好み焼きも油使わず、豚バラではなく蒲鉾入れれば、ソースと鰹節で結構おいしく食べられます。ドレッシングは脂肪ゼロのもの、パンもバターを避ければもともと入っている油分は問題なしです。あとは、低脂肪乳も。
起きているとお腹が痛くなってくる問題と生活の質
このすい臓なのですがが、どうも体を起こしているとだるく痛くなってきます。会社で執務するような姿勢はもうダメで、3時間が限界。体のだるさとお腹の痛さがキツイのです。実際は30分くらいで苦しくなってくるので、30分起きたら15分横になるみたいな感じになります。また、3~5時間起きていると、そのあと、夜など腹痛に悩まされるし、翌日もだるいし痛い。先ほどの薬では抑えきれないのがつらいところ。
この状況で在宅勤務を含め、寝ながらPCなど使えるようにしようと考えて、寝ながら仕事ができる環境を用意することにしました。
そこで選んだのが高座椅子です。下のリンクはアマゾンだが、サンワサプライダイレクトショップの方が安かったのでそちらがおすすめ。椅子としては安いので最高ではないですが(椅子は一般的に3~5万円出さないと質は良くない)、リクライニング角度135度で半分横になりながらPC操作するにはいい感じです。耐久性は10年持たないレベルだが、1-2年くらい持てば十分かなと。
こちらに次のテーブルをつけました。もともとあったテーブルと椅子は即捨てました。オカムラのヴィスコンテを使っていて気にいっていましたが、これからの人生にもはや必要がないのです。
このテーブルはベッドにも使えるしなかなか気が利いています。高さ、幅調節できます。天板も傾くので寝ながらに便利。ただ調節できる分、ネジが緩むことがあったので、高さ、幅が決まったら思いっきり締めこんでおくことをおすすめ。もっといいやつでもよいかもしれない。
あとは、そのテーブルにモニターアームを取り付けた。
サンワサプライ モニタアーム補強プレート CR-LAPLT1
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足元には足載せ。
テーブルには、フットレストも装着。ただ、これ最初体重かけすぎて、テーブルの高さが下がってしまったので、あまり良くないかも。テーブルのねじ止めを締めなおしたものの、テーブルが安いのであまり負荷をかける設計ではなさそう。
そんな感じで環境を整えました。特に入院して体調が今より悪くなる前と考えて急いだのです。
あと、テーブル脇にはキャスター付きの小さめのワゴンを置いて、作業もしやすくしました。本が大量にあるんですが、これを最後の日までに全部スキャンして片づけたいなと思っています。
まあ、そんなところで。