今週発売の週刊SPA!「’08上半期ビジネス本大賞」’に載りました〜
(追記あり2008.07.24)
今週発売の週刊SPA!の「'08上半期ビジネス本大賞」 というコーナー(P132-135)です。
内藤が選ばせていただいたビジネス書が載ってます。
ワーストに選んでしまった著者のかたには毎度ゴメンナサイ。悪気はないんです。
日曜にウチの近くまで取材に来ていただいたKさんにKさん、ありがとうございました。
今回はブログでも載せようかな、と。特に4位,5位と載せられなかった本も載せます。
そういや選んだ本のうち2冊が先日dankogaiさんが選んだ この夏休みに読むべき本2008年版前編/10作品 とかぶったのが嬉しいような残念なような。
同じようにいいと思ったんだ〜、というのが嬉しい半面、皆にあまり知られていないイイ本を探して紹介したいという観点からは無難過ぎたのかもとか思いましたです。選定は6月末にやってますから、かぶったのは偶然なのですけども。
さて、では。
(1) 20代でファーストキャリアを築ける人、築けない人 岩鍋孝司著 ファーストプレス
著者は、ニチレイの育成担当、人材コンサル勤務を経て、若手人材育成コ
ンサルティング会社経営のかた。
入社して3年で転職する若手が話題になるが、それではビジネスマンとしてのファーストキャリアは築けないと著者は言う。
新入社員がビジネス経験の浅さゆえに陥りがちな難所を解説し、それは辞めることでは解決しないと説く。どう考えればいいのか、どう行動したら道が開けるのかを分かりやすく教えてくれる良書。20代全般にオススメ。辞める前に読もう。
著者は有名ジャーナリストの日垣さん。
人生の生き方、仕事の仕方100項目について10分野に分けて解説したもの。
当初の企画から2年ほど練ったとのことで、どのトピックも身につけると良いものばかりで納得の内容。読めば効率は2倍にはなるというのはウソじゃない。忙しい若手マネージャーに薦めたい。
(3) 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本 勝間和代著 ディスカバー
著者は、ビジネス本ベストセラー作家になっている公認会計士・経済評論家の勝間さん。はてな好き。はてなで書くとコメント欄に現れるという伝説。
著者自身も使っているビジネスマンに必要な能力7つを分かりやすく327ページに小さい字でギュッと詰め込んだ本。基礎知識があった上で読むと、著者独特の工夫や気づきが随所に散りばめられていて、実に良い本。ただ、知識がないとついていけない可能性あり(わたくしを含め)。初学者向けに巻末に参考文献ガイドがあり親切。自分のスキルを見直したい30歳前後のビジネスマンにオススメ。コンサル系の知識のある人は20代でも十分。
★ここから惜しくもトップ3位に入れられなかった良い本。
(4) 案本「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」 山本高史著 インプレスジャパン
著者は電通出身のコピーライターのかた。
橋本治的なところがある文章で面白い。提案はクライアントのベネフィットに合わせるのが第一で、インパクトをつけるのは第二だと説く。ベネフィットに合わせた提案は、ユーザとしての経験の積み重ねから出てくると言う。経験をいかに積むかについてのアイデア多数あり。広告を考えたりするマーケティング担当、提案行う企画営業には、読むと仕事がレベルアップできる良質本でオススメ。
(5) 最強の集中術 ルーシー・ジョー・パラディーノ著/森田由美訳 エクスナレッジ
著者は集中力について研究している、心理カウンセラー、心理学者のかた。
集中力は現代ではパワーだと著者は説く。集中力を発揮させるための生活習慣から、意識の持ち方、気分転換の仕方などのノウハウを惜しげもなく大量に公開。
最強のというタイトルは伊達じゃない。私の知る中ではもっともビジネス向けに集中力の発揮方法に関して書かれた本。仕事が山積みで集中できないでいるビジネスマンに是非薦めたい集中力のテクニック満載。
どの本もいい本です。便宜上1〜5位とつけてますけど、それぞれ用途や向きが違うのです。よりマスに対応している本を上位に持ってくるという感じなのです。
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(追記)
smooth@マインドマップ的読書感想文 さんからご紹介いただきました〜。ありがとうございます。
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51473007.html
こちらにsmoothさんのトップ3冊が紹介されています。いい本は重なりますねー。
推薦の「広告コピーってこう書くんだ!読本」「Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方」は、読みましたが、いい本ですよね。
(内藤)