ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

自分の可動領域を広げていくのが課題(人生はリハビリ)

前日から引き続いて、人生のミッションの話です。宗教っぽいですが(笑)。


自分の身体を犠牲にして得られるものなどない、という話の続きです。


自分の可動領域を広げていくのが次に大事(人生はリハビリ)


身体を長持ちさせることが最重要のミッションだとすれば、次に重要なのは、自分の可動領域を広げていくことだと思っています。


例えるなら、人生はリハビリみたいなものです。昨日はここまで歩けた。今日はそれより何歩か先まで歩けた。または、先月までは肩はここまでしか回らなかった。少しずつ動かしていたら、もっと回るようになった。トレーニングで、少しでも遠くに歩けるようにしたり、肩が回るようにしたり。仕事も同じです。昨日よりも出来る範囲を広げていく。昨日より同じ作業なら短時間で出来るようにしていく。プランニングなら昨日より良い案を作れるようにする。そのために工夫していく。


僕は、別な記事で「自分自身を調教」と表現していますけど、「リハビリ」とも思っているんです。自分自身にトレーニングを課して、少しでも出来る範囲を広げていく。それを続けています


僕の人生は今までそんな感じで進んできました。人生はリハビリだ、トレーニングだと思うと腑に落ちます。なぜもっとすぐ出来ないのか、とか、思うとおりに出来ないのか、と、不満に思うのですけど、あるときからそれをリハビリなんだと思うようにすると、仕方ないかな、と。納得行くというか、受け入れるしかないというか。そういう風に生まれたのだから、それを所与としてどう生きるかだ、と。こういう自分の状態、身体のことは、無かったことには出来ないのですね。今あるがままで受け入れるしかない。来世があるかどうかは知らないけれど、とにかく今生は、このようになっているのだから、そこから始めるしかない、と。


このリハビリはずっと続きます。41歳までやってきたのですから、まだ終わりはないです今だって、先月より出来ることは増えました。ちゃんと進んでいます。


このリハビリには終わりはないんです。「今はリハビリ期間だから」という話ではないんです。最初から最後までリハビリです。「今はリハビリ期間だけど、治ったらバリバリやるぞー」というのではないんです。終わりなきリハビリ、過去も今も未来もリハビリなんです。いかに、トレーニングして可動領域を増やしていくかという課題をずっとやっていくのものなのだと思います。


人生のリハビリの進み方は一様ではありません。数ヶ月くらいは「伸びないなあ」と思うこともあります。行き詰まることもあります。でも工夫したり、努力は絶やさなかったりしていますから、また伸びだしたりします。人間関係なら苦しいときもあります。そういうときは感謝しまくってみたり、自分を見つめなおしてみたり。壁にぶつかったときには何か学びが得られたりするというのも経験から分かってきています。


こんなこと、他人は子供のときに気づいていたのかもと思うことがあります。でも、それは関係ないのです。トレーニングしている隣に国体の選手がいれば自分よりも初めからずっとよく運動できたりすると思います。だからといって、自分の可動領域を広げるのを諦めていいのか?というとそんなことはないですよね。それはそちらの人生。自分の人生でどこまでいけるかは自分の課題です。自分より出来る他人がいても、その人に自分の人生を任せることは出来ないのですから。だから、他人は関係ないのです。


また、例えとして、その国体の選手がいたとしても、その人にとっては、国体の中で何位になれるかという課題があったりするのです。つまり、人はそれぞれに課題があって、それに取り組んでいるのですね。


人はそれぞれスタート地点が与えられていて、そこから自分の可動領域を広げていくという課題を持っているのだと思います。


僕がイチローの身体能力を持って生まれたとして、体育の授業が楽になるなー、というのは許されない話なんですね。イチローは、日本のプロ野球選手を目指し、大リーガーを目指すほうへ進んだわけです。あれだって、イチローにとっての可動領域を広げていった結果でしょう。


逆に、10代から引きこもって30歳になってしまったとします。人生は積み上げですから、何も積み上げてきていない、どうしようとなっても、人生はリセットできないし、誰かのスタート地点に就くこともできない。今の何も持っていない自分の地点をスタート地点にして、歩ける範囲を広げていく、可動範囲を広げていくしかありません。もし健康だったら儲けものでしょう。


つまり、自分の出来る中で、自分の現時点をスタート地点として、毎日、自分の出来ることを少しずつ広げていく。また、身体が長持ちするように生きていく。この二つが大事だと僕は思っています。人生は最初から最後までリハビリなんだと思うと、腹が括れてスッキリすると思うんですね。