日本でもやっとMTV的なものができる環境ができたということ
20年前にアメリカのケーブルテレビのMTVは、ミュージシャンの音楽のプロモーションビデオを流すことで、歌には音だけでなくプロモーションビデオという映像による魅力を伝えて爆発的人気を作り出した。おかげでマドンナとかデュランデュランといったビジュアルに強いアーティストが人気を得たわけだ。他方、日本も真似したけど、配信する環境が整っていなかったり、アーティスト側でビジュアルをそこまで作りこむ余裕がなかったと思う。それが今やっと、アーティストに対して、歌だけでなくダンスもすべてコーディネートできるだけの環境が出来たんだと思うんだな。だから、日本はやっと環境が整ってMTV的なものが流行る環境が出来たということだと思う。たぶん、そういう点では、モーニング娘というのは分岐点なんだろうな。同じく20年前に、おにゃん子クラブがあったが、この二つは似ていて違う。おにゃん子クラブは、とりあえずテレビに出て動いていただけの仮ビジュアル系なんだな。
だから、これからはこうしたクオリティの高い動画が見られるようになって、こりゃエエ時代だ、という話であるし、他方プロにとっては、要求水準が高くなって大変だ、という話でもあると思う。ゲームソフトでいうと、初代プレステが、プレステ2になり、プレステ3になり、という感じかも。
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