ビジネス本マニアックス

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ヒトの吸引装置としての「よく出来た動画」という皆が言う「コンテンツ」という代物

もちろん、こういうことは皆気がついていて、だから、ホリエモンにしろ、楽天にしろ、USENにしろ、テレビ局を傘下にしたがったり、アライアンスを組みたがったわけだ。そして、「よく出来た動画」(=動画コンテンツともいう)に対して、時間的な空間的なポータビリティをネット配信によって持たせることで圧倒的な集客を行い、それに集まった人に直接お金をもらったり、直接何か物を販売したり、CMなどと絡めて間接的な何か物販したりしようと考えたわけだ。ここにおける「よく出来た動画」はヒトの強力な吸引装置なんだな。ここでお笑い草なのは、テレビ人で一部の人がコンテンツの芸術性を言い始めて、ホリエモンはそれを理解してないとか言っていたことだ。テレビ放送も、「よく出来た動画」という強力な人間吸引のエサをネタに、物販のためのCM枠を企業に高値で売りつけて稼いでいるのである。そして、「よく出来た動画」というアイデアは、もともとは映画から頂いたものだ。産業としての本質はどちらも同じで、単に既得権益者が新参者に対して脅威を抱いただけに過ぎない。