ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

自分の好き嫌いに敏感になる

一つ目は、日ごろから、本当は自分は何が好きなのかを良く考えておくということ。


どんなことでも、服でも食べ物でもそうなんだけど、物事の好き嫌いをはっきり自覚しておくことが大切だと思う。そうやっていると、自分でも意識してなかった好きなものとか嫌いなものが分かったりするし、そのうち、嫌いと思い込んでいたものが意外に好きになったり、好きと思っていたものがあんまり良くないものだったりに気がついたりする。そういう深い部分の自分の好き嫌いというのは、自分の好き嫌いに敏感にならないとわかってこない。

ハングリーな生活じゃないので、なあなあまあまあで進みがちだけど

結構、今の日本における人生は割合と満たされていて、ハングリーではないので、僕らの周りには常に「まあまあ」な空気で満たされてるんだよね。いつでも、悪くもなく、しかし、よくもない。だから、「まあいっか」でつい流してしまうけど、そこんところを流さないで好き嫌いをはっきり意識していくと、いろいろな物事に敏感になってくる。

好き嫌いは個人の勘の重要な要素

このように「好き嫌い」に敏感になったほうがいい、というのは、「好き嫌い」ってのは個人の勘の重要な要素だから。よくあるのが、皆が好きだからとか、無難だからと自分も好きになったつもりになってるのが一番まずい。そうなると人生選択の場面で間違ったのを選んでしまう。だからこそ、自分の本当の好き嫌いに対して、普段から意識的になっている必要があると内藤は思う。好き嫌いはなくしたほうがいいというわけでもないんだ。

なんでも引き受け、一生懸命やることで世界が広がる

とりあえずどんなことでも引き受けてみる。一生懸命やってみる。これが大事。すると、出来ないよと思ってたことが意外に出来るようになるし、楽しんで出来るようになったりすることも多いと分かる。自分の中の可能性の限界が広がるんだな。世界が広がっていく。

一生懸命やると本当の自分の苦手や不得手が分かる

また、それだけじゃなくて、頑張ってもやっぱり苦手というのもわかってくる。これも実は大切なこと。なぜなら、どんなものでも得意にならなければいけないなんてことは、人生ではありえないんだ。人間がこうやって社会生活をやってるのは、お互いに協力し合うためにある。自分が何に貢献できるかを知ることが大切なのだな。

自分の本当の得意不得意を割り出すことの重要さ

それで、何に貢献できるかだけども、人生のありえる姿なんで膨大なパターンが考えられる。もちろん細部を捨てて類型化すれば100くらいに収まるはずだけど、ディテールまで分けていけば、ヒトの数だけ、つまり数億パターン以上ある。そうした膨大な選択肢の中で、少なくとも自分の不得意分野に進んでしまわないためには、自分の進まない道というのを割り出しておくと選択が楽になる。こいつをきちんと決めるためには、自分は本当に何が得意で何が不得意か、何でも一生懸命に取り組んでおいて、割り出しておくことが必要になるんだな。これは好き嫌いも同じ。嫌いなことをきちんと割り出しておくことが重要なのも同じ理由。消去法である程度絞り込めるんだな。

徹底して突き詰める

そうした中で、注意したほうがいいのは、好き嫌いと得意不得意を徹底して突き詰めておく、ということ。「徹底して突き詰めておく」という点。一番駄目なのは、適当に好き嫌いと得意不得意を決めてしまうことなんだな。これやると人生選択を誤る。人生は、嫌いなことと不得意なことを消去法で消して、好きなこと得意なことに進んでいくのがいいんだけど、その基準が間違ってるという話になるからなんだな。


そもそも人はいつでも、自分の本当に好きなこととか、自分の本当に得意なことなんてわかってるかというと、わかってないことが多い。子供の頃とか学生の頃に、自分は○○が得意です、だとか、○○が好きです、なんてほとんどは思い込みに過ぎない。上で書いたみたいに、自分の好き嫌いを突き詰めて考えたり、自分の得意不得意を突き詰めて問うたりなんかしてないで、ぬるーい学生生活で、とりあえず就職に当たってのアピールで言ってるだけでしょ。ほとんどの学生は。もちろん、学生の中には根性座ったハードな生活をしてる奴もいるから、そういうのは学生のときの夢を大人になって実現している奴もいるけど、そういう奴は徹底して自分の好き嫌いや得意不得意を学生時代から突き詰めているからね。そこらへんからして人生が違う。


そんなわけで、日々の生活の中で、自分の好き嫌いに敏感になり、毎日いろいろなことを試して一生懸命努力して自分の得意不得意をわかっていくことで、人生選択における勘が冴えるようになってくる。

分からないことは調べるか聞くこと

ああ、あとひとつ。分からないことは、ちゃんとわかってる人に聞くか、ちゃんとわかってる人が書いた本を読むかするということ。分からないのに自分の中で考えても知恵なんて出てこないから。そうなると考えてる時間そのものが無駄になる。ポイントはちゃんとわかってる人に聞くということ。世の中はわかってないで生きてる人がいっぱいいるから。



とか言うことを、大連でのお仕事を募集を読んでいて思った。

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