ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

HP上海大連のコールセンター職

そういや、仕事っていえば、HP上海大連でのコールセンター職募集を見た。たまたま新聞のサイトからリンクされていて見たんだけど(こう考えるとバナー広告も有用性あるよね)。月給は日本円換算で10万円もないみたいだけど、物価は1/7だから生活はできる、と。そしてなにより、



☆ 万全なIT教育体制(なんと、現地研修3〜4ヶ月もかけます!日本ではあり得ません。)
☆ 中国語、英語のフリーレッスンを用意(中国語で会話をしており驚きました。)
☆ 海外経験(ビジネス、生活)を通じての、グローバルマインド習得
☆ HP内でのキャリアアップのチャンス(worldwideな社内公募制度あり!)
☆ 職場環境が素晴らしい。大連の町も素晴らしく治安も良い!
☆ 働いているメンバーも前向きで一生懸命な人が多く、一生の友人ができるかもしれません。


あんまりにもバラ色なPRなので、差っぴく必要はあるけども、何かこれから中国関連でやろうってのにはいいよね。また、このあたりも率直でいいよね。



※平均的物価は日本の7分の1程度です…人生の”価値あるキャリア”を獲得するチャンスが一番の報酬かもしれない。


もちろん甘い見込みで行くとホームシックにかかったりするかもしれないけど、一発根性入れて頑張るにはよさげ。内藤もこれが7-8年前で、中国に興味があったら試してみてたかもしれない。なんか新しいことって面白いよ。特に、下手に留学するよりも就労ビザ付きでいけるなら絶対先に働いてみたほうがいい。

下手に留学するよりも

下手に留学するよりも、と書いたのは、ビジネスや働きたくて中国に行きたいなら、そっちが主目的なんだから先に働きに行ってみたほうが実情が良くわかるわけで、わざわざ留学という遠回りする必要はないよ、ということなんだな。もちろん高校でたてなら大学に留学するというのもアリだけども。

初めて留学先に行くよりも個人旅行で事前に行ったほうがいいという話

前にテレビで見た話でうろ覚えなんだけども、韓国が好きで、韓国ドラマが好きで、韓国に留学するという女の子で、その子に親もついていっていろいろ大変という話。で、びっくりしたのが、その子は留学するときに韓国に渡航して寮に行くんだけど、それが初めての韓国旅行だということ。えー、と。韓国なんて日本から3時間だし、安いツアーなら5万円くらいでいけるよ。どうして旅行で試しに行ってみないのかな。だってさ。100年前の日本で欧米に留学するのに、渡航は一回分しかお金がないから、というようなシチュエーションじゃないよね。お金なんか十分にあるよね。ちょっと時間とお金を使うだけで、試せるのに。

無意識に自分にリスキーな冒険を課す人

実はこういう、無意識に、自分にリスキーな冒険を課す人ってときどき見かけるんだよね。例えば、クルマ買うのに、レンタカーで試乗できるのに、評判だけ読んで買ってしまって、後から文句言う人とか。クルマの使い勝手とか、乗り心地や、自分の趣味に合うかなんて、レンタカーで数日借りて200kmくらい走れば分かる。それに要する費用なんて5万円もかからない。少なくとも100万円以上のものを買うのにその5%も試験費用出せないというのは、ケチなんだけど、ケチの大博打という奴なんだよね。変なとこケチって大きな部分で損するという。留学だってそう。留学先の街はどうでしょうか?なんてネットで聞いているのがいるけど、そんなこと知りたければ実際に行けばいい。それすらたいした費用じゃない。

小さく試して、いけそうな大きく試す、というのが大事

人生で大切なのは、小さく試して、それがいけそうなら大きく試す、ということなんだ。本当にそう思う。これは企業でもそうなんだけど、ケチで物知らずほど、最初から大きく試してしまって大失敗、ということが結構あるんだな。もったいない話。何事も10%くらいは調査費用と思って、小さく試してみる。これが人生のリスクヘッジなんであって、文章だけの情報なんか集めるのはリスクヘッジじゃない。本当のリスクヘッジは小さく試してその結果を見て、大きく試すということなんだ。



まあもちろん、挑戦をオススメしたけど、中国に就職するとかそういうのは自己責任で。

どの選択肢がいいかなくて、選んでからも客観的には分からない

というか、そもそも人生は常に自己責任なんだよね。それが別な面から見ると、人生の重みってやつで。例えば、A社を就職先に選んだら、別な可能性としてのB社には少なくともA社にいる間はいけない。でも、A社がいいのかB社がいいのかなんて実際に選んでみないと分からないし、選んでからもどっちが良かったかなんて客観的には分からない。だってA社に行ったらB社に行った人生なんてわかんないんだから。


この選択によって何かを失うということを意識しすぎると何にも挑戦できなくなったり、無難なことばっかりやったり、とりあえず一流一流を目指したりすることになる。でも、それすらも無難かどうかはなんともいえない。世の中は流転するものだから。特に昨今は単純な右肩上がりの成長モデルではなくなったから、簡単にどれが良いかなんて分からない。

どれを選んでも人生は用意されてる

でも、思うに、どちらを選んでも人生は用意されてるんだよね。究極的には、選んだ先で全力でアタマと体力使って道を切り開いていけばいい話。ただ、あえて言うなら、最後は勘を使って選んだほうがいい。こういう選択の場合、本当にいろいろな検討すべきファクターがあるから一個一個検討していくのでは、部分最適に陥ってしまって、自分の人生全体という観点からの全体最適にはならない。そういう理由で「勘」を使えという話になるのだけど。それは今日は遅くなったので明日へ。

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