ソコソコできる営業になるコツ【30歳はじめての就職のあと(11)】
そろそろこのシリーズは切り上げて違う角度で書いてみたいと思いつつ。
●ソコソコできる営業になるコツ【30歳はじめての就職のあと(11)】
結局、3年くらい経つと、僕は出来る営業のほうになっていた。
とはいえ、お客さんに会うときはドキドキ緊張したし、硬かったし、雑談なんてうまくなかった。営業のやり方は本を見ながら見よう見まねだった。
でも、売れた。それでも売れた。
というのも、技術系の商品だったので雑談よりも商品を詳しいほうがお客さんに好まれたのだ。
お客さんが人生でたまにしか買わない高額商品を売ってる営業なら、商品に強い営業ってのはアリだと思う。お客さんもたまにしか買わないので詳しくないし、それなら失敗しないためにも詳しい営業から買うのを好むからだ。
つまり。たまにしか買わない高額商品であれば、商品に強ければそれなりに売れるようになる。
人付き合いが下手なタイプはこれで行くのがいいと思う。
営業の本質について僕はだんだん分かってきた。
営業力があるのは、買う気のないお客さんに買わせる能力ではないのだ。そんな営業マンは存在しない。
営業というのは、あまり科学的に語られていないが、実はちゃんと理屈がある。
営業のやっていることは、建前で説明されるが、本質は別なのだ。
次回、それをまとめたいと思う。
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