ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

人生選択力を強化するための行動リスト

前のエントリーがすごくブクマされてびっくりなんですが。


実は前のエントリであまり書いていない部分があるんです。


2. 自分が興味が持てる業種・職種を選ぶ。」とサラリと書きましたけど、選べないケースってあります。何しろ、働いていないのだから何がいいのか分からないと思うのですよ。けれど一般的な解答は難しいので流したのですけども。


そこは id:NAT さんの下記エントリで指摘されていて、

選ぶ先の見極めと、数をこなす、というのが大事なポイントじゃないかな

この方のチェックリストには、企業の特徴を見て応募先を選ぶ、という項目が多いけど、自分の特徴を見て応募先を選ぶ、というのも大事なんじゃないかな。

関連するエントリも読んだのだけど、この方は自分の興味や強みをよく考えて、応募先を選んでいる。

そうだなあ、と。というわけで、補足を兼ねてこのエントリで書いてみます。


どんな仕事だって慣れれば何とかなる、というのもあるんですが、それは人生の選択肢の少ない時代のお話だと思うんです。確かにどんな仕事も慣れればなんとかなって、それで食べてはいけます。でも、ツラいものがあります。やっぱり、どこかで自分の適性と興味の合うものを選び出すことが必要だと思うのです。


でも、その選び出すのに、十分な経験も猶予もない中で選ばないといけないのが人生なんですよね。そこで対抗上、必要になってくるのが、人生選択力みたいなチカラです。


それは言い換えると、人生の選択肢に対して自分の向き不向きを少ない情報で短時間に割合と正確に判断する技術だと思います。


生き方の下手な人(過去の私を含めて)は、人生選択が下手ですよね。私自身そう思います。いろいろと悩んだ挙句に、ツイてる奴から見ると、明らかにハズレクジを選択してたり。選んで泥舟に乗るというか。それでドツボにはまるとか。オレには選択肢がないって人もいるかもしれませんけど、「いま行動する、しない」というのも選択肢です。いま行動しなければいけない時なのに見送ったりして失敗したことも私はあります。


たぶん、それって、選択のときに客観的に利益考量してるような気がします。こっちの選択肢はこういうメリットとデメリットあるな、あっちの選択肢はこうだな〜、とか。でも、人生の選択で客観的に利益考量していくのは観点が違うと思うんです。


だって、私自身はもはや選んだところで何者にもなれるわけじゃないですから。極めて主観的に判断することが解決策だと思います。


社会の何者にもなれるんだったら、どれがいいか利益を比較して選べます。けれど、私は生まれてきたときから、見た目も運動能力も思考能力も個性があるし、育つ過程でも個性がついてしまっています。20歳になるころには、変えようがない個性がついてしまっています。この変えようがない個性があるというのがポイントです(もちろん、変えられる部分もあって、どこが変えられて、変えられないかの識別は必要です)。


それに対する社会というものは、割合といろんなタイプを許容します。ただし、タイプごとに入り込める場所は違うので、自分のタイプが入り込める場所にたどり着く必要があります。たどり着くためには、次々とやってくる人生選択で自分のタイプの選択肢を選び続けることが必要なんです。そうすると、自然に自分の適性のある場所に入り込めます。途中の選択で迷って自分のタイプでないことを選ぶと、社会の自分に合わない環境にたどり着いてしまうので要注意です。人生はYES-NOチャートみたいになっているんだと思えるのです。


つまり、社会の中でうまくやっていくというのは、私という個性を社会の中の入り込める場所にうまく組み込んでいく、ということなんです。必ず入り込める場所はあると思います。問題は、そこへたどり着けるかどうかだと思うのですよ。このときに大事なのは、自分の中で変えられないところはドコか、実は変えられるところはドコか、をはっきりさせておくということなんです。それらがはっきりしていれば、選択を続けていくことで、社会の中で落ち着く場所に入り込んでいくことが出来て、その選択結果は「(自分にとっての)正解」となるわけです。


例えると、私自身というジグソーパズルのパーツを社会というジグソーパズルの大きな絵の中にうまくはめ込む作業をイメージしてもらうと分かりやすいかと。私自身というパーツはどこが出っ張っていて、どこが引っ込んでいるか、その変えられない部分はどこかを知っていないと、パズルははめ込めないということなんです。


ポイントは、自分の中で変えられないところはドコか、実は変えられるところはドコか、という、好き嫌いと得意不得意を突き詰めて理解しておく、ということです。


それらが突き詰めてあれば、次々と訪れる人生選択の場面で、毎回それを元に判断していくことで、自分にとっての主観的な正解を出すことが簡単に出来るようになります。


自分を知っている奴がうまいこと自分を活かす場所に入り込んでいるというのはこういうことだと思うんです。いつのまにかステップアップして、ちゃんと自分を活かせる社会の場所に行っている人がいるでしょう? そういう人は、戦略があるかというとアバウトにはあっても、初めから絵が描けているわけではなくて、むしろミクロレベルの日々の人生選択の繰り返しの結果として辿り着いているように思えます。それは、よく自分を知って、自分のカタチにあった場所に辿り着けるように、人生選択の度に、自分にとっての正解を出しているから辿り着けるんだと思うんですよね。


つまり、人生戦略は、緻密で大きな戦略がなくても、毎日のミクロレベルの人生選択の度に、自分の好き嫌いや得意不得意を突き詰めた答を出すこと繰り返していくうちに、いつの間にか自分に合った社会の場所に辿り着くように出来ているように思えてならないという話なのです。


むしろ、人生にはランダムさがあるので、当初に立てた緻密な戦略は成り立たないことが多いと思うんですよ。むしろ、ミクロレベルの判断で正解が出やすいパターンを持つことが人生上の強さの秘訣じゃないかなあと思うんです。特に最近。


というわけで、ミクロレベルの判断で正解を出しやすくするために、下記のようにしてみてはと思う次第なのです。



人生選択力を強化するための行動リスト



1. 自分の好き嫌いに意識的になる。
2. その上で、毎日いろいろ試して、世の中の物事を本当に好きか嫌いかを確認していく。
3. とりあえず、自分のところにやってきたことはどんなことも引き受けてみる。
4. 何事も全力で取り組む。



以下、それぞれ解説しますと。


1. 自分の好き嫌いに意識的になる。
 人生選択力を上げる重要なコツです。自分の好き嫌いに意識的になることで、自分の中の変えようがない部分と変えられる部分を本当の意味で浮き彫りにすることが出来ます。本当に嫌いな部分は変えようがない部分です。また、本当に好きな部分も変えようがない部分です。
 食べ物でも、服でも、歩く道でも、テレビでも本でも何でも、とにかく自分の好き嫌いに意識的になるようにするのです。どんなものについても、好きか嫌いか、今は心地よいかそうでないかを自分に問うことで明確にします。
 いつでも、これは好きか嫌いか、楽しいか楽しくないかを自分に問います。普段は、自分の関心領域外については、そういう好き嫌いには無関心状態であったりすると気が付くと思います。目や耳にすること、五感のすべてについて、自分に心地よいのか、そうでないのかに敏感になるよう意識します。
 私はこれを意識しだすことで、世の中がすごくカラフルに見えました。あまりに感じ取っていなかったんですね。また、自分では最初は好きと思っていたものがそうでもなく思えてきたり、嫌いと思っていたのが好きになったり、その変化も感覚が鋭敏になるにつれていろいろ感じてくると思います。
 好きか嫌いかに意識的になると、とにかく選ぶのが早くなります。自分の変えられないことが明確になるので、消去法で選ぶことがたやすくなります。もちろん食わず嫌いもあると思います。それは本当に変えられないのか、ということですね。それについては次項以降で解決していきます。



2. その上で、毎日いろいろ試して、世の中の物事を本当に好きか嫌いかを確認していく。
 人生選択力の働く領域を広げるためのコツです。
 好き嫌い(楽しい・楽しくない)を意識しながら、今まで自分がしていなかったことを自分にいろいろ課して試してみるというのが訓練の第2です。食わず嫌い、やらず嫌いって結構あるもので、これによって変えられないことと思っていたことが、変えられると分かり、可能性が広がります。
 意識的にいろんなところへ行ったり、見たり、聞いたり、読んだりして、自分が好きか嫌いかを判断できる領域が広がる感覚が得られると思います。帰り道にいつもと違う道を歩いて帰るだけでもいいんです。いつもと違う道を歩きながら、この道は好きか、風景は好きかを考えます。



3. とりあえず、自分のところにやってきたことはどんなことも引き受けてみる。
 これも人生選択力の働く領域を広げるためのコツです。
 頼まれごとは、どんなこともとりあえず引き受けます。面倒だからと引き受けないのではなく、積極的に引き受けて見ます。それが自分は好きか嫌いかを実際にやってみながら感じ取ります。頼まれごとは、自分の世界を広げるチャンスなんです。自分の中の変えられる領域が広がってくるはずです。また、皆で料理を食べに行くとか旅行に行くときも、自分なら行かないようなところにも、行く機会があれば行ってみます。それが自分は好きか嫌いか自分の感覚から感じ取ります。どんどん、直感で判断できる領域が広がるはずです。この項は自分のその後の人生を決める出会いにつながりやすいので、そういう意味でも大事です。



4. 何事も一所懸命に全力で取り組む。
 自分の得手不得手を判別できるようになるための重要なコツです。
 これは2番と3番に関連するコツなんですが、何かをするとき、適当にやらないで、とにかく突き詰めて取り組みます。食べるなら徹底して食べる。運動するなら徹底して運動する。勉強するなら徹底して勉強する。馬鹿みたいですけど、重要です。
 物事を一所懸命にやると、自分がそれを本当に好きか嫌いか分かります。適当にやっているだけでは、嫌いなことでもなんとなくこなせるし、好きでもどれくらい好きかわからないんです。そうすると、その分野に進むべきかどうかの判断もつかなくなります。一番まずいのは、その分野を好きと思って選んでみたら、実はやりこんでいくとツラいことに気が付いた、とか。そういう場合は転進すればいいんですけど、できれば最初に分かりたい。そのためには先に徹底してやりこんで、自分の好きさ加減を試してみることなんです。
 また、徹底してやりこむと、自分がどの程度イケるかも見えてきます(完全ではないですが)。徹底してやりこんでも、つらいけど楽しいなら、少なくとも、数年の修行には耐えられそうと見えてきます。また、好きかと思ったけど、ただツラいだけなら、数年の修行にも耐えられないと判断できます。
 たとえば、勉強は適当にやるのでは苦手かどうかなんて分かりません。徹底してやって初めて、本当に得意じゃないのか、不得手なのかが出てきます。
 自分の本当に得手不得手を知りたいなら徹底してやることです。これ以上、無理ってくらいやります。大変ですけど、後から不得手と分かるより時間の節約になります。




もちろん、これ違うって人もいると思いますがとりあえずこういう考え方もある、ということで。まとまりきれていない部分もありますが、役に立つ方がいればと書いてみました。

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