ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

40歳男子のためのアンチエイジング 5.服対策編

40歳男子のためのアンチエイジング 4.腰痛・膝痛対策編 からの続きです。


40歳男子のためのアンチエイジング

1.体臭対策編

2.髪対策編

3.顔対策編

4. 腰痛・膝痛対策編

5. 服対策編(今回)

6〜. 筋力・体力、回復力対策編

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40歳男子のためのアンチエイジング
5. 服対策編

服となると、個人の好みもあるので、抽象的な話になってしまうのですが、年齢に応じた服選びということで重要なポイントは、それなりに良いブランドの服を着るようにしたほうがいい、ということです。

なんだよブランド信仰かよ、と思われるかもしれないのですが、そうではないのです。良いブランドの服を選ぶというのは、なるべくオリジナル(原型)に近い服を買うようにする、ということです。


服のオリジナル(原型)とは何か


服にはオリジナル(原型)が存在します。

現代の私たちが通常に着る服は工場生産品です。工場生産品というのは、要はコピーです。あなたが店で買った服は、あるオリジナル(原型)を元に生産された数万着のコピーの中の1着なのです。このコピーは、工場の縫製能力にもよりますが、比較的、オリジナル(原型)に近い仕上がりになっています。

実は、これはもっと奥があります。あなたが買った服のオリジナル(原型)は、その製造メーカーや企画会社がデザインしていますが、そのデザインをする際に参考にしている服があります。それがその服のオリジナル(原型)にとってのオリジナル(原型)です。逆に言うと、あなたが買った服は、コピーのコピーになります。

この服のデザインの源流をたどっていくと、必ず数個の元のオリジナル(原型)にたどり着きます。それは、フランスなどのハイファッションブランドの、ある年に発表された服です。すべての服は、こうしたオリジナル(原型)を持っています。それゆえに、あなたが着ている服は、こうした大本のオリジナル(原型)から数えて数代から数十代目のコピーなのです。


服の美術性

このようにコピーされる理由は実用性だけでは理解できません。服というのは、着るもので実用品なのですが、着て表現する美術品でもあります。人が着ることで成立する美です。美しいからこそ、コピーされ伝播されるのです。流行は、いろいろな要因があるかとは思いますが、服に含まれる美が動機になっていると僕は思っています。

服には美が表現されており、特に、大本のハイファッションのオリジナル(原型)には高度な美で構成されています。この美は人の心を動かし、ハイファッションブランドの次のクラスのブランドのデザイナーに、そこから影響を受けた服を作らせます。このコピーにも多くの美が含まれますが、2流、3流と、伝播するにつれて、美の割合は減っていきます。

ちなみに、高級ブランド品が、素材を厳選し、高度な縫製を行うのも、原型を出来る限り忠実に再現した量産を行うためです。素材のよさ、縫製の高度さというのは、それ自体が、「美」を生み出しているのではなく、原型(オリジナル)に含まれる「美」を出来る限り忠実に届けるために必要なものなのです。ノーブランド品が素材のよさを売りにしていても、イマイチなのはそのためです。製品が放つ輝きがないのです。


オリジナルに近いかどうかは服に含まれる美で、ある程度分かる

いいブランド物の服を着てると周りから見て分かります。それは、ブランドロゴが分かりやすいところに刺繍されていなくても分かるものです。それぞれのブランド特有のデザインがあると分かりやすいですが、そうでなくてもどこかの良い物と分かります。それは「美しい」からなんです。要は、服に含まれる美の量(計測できるわけではないですが)で、その服がオリジナル(原型)に近いかどうかが分かるのです。

ファッションデザインはハイファッションブランドから発信されたあと、伝播し、スーパーやショッピングモールに入る安い衣料品店にも、「似たような」服が並びます。ただ、それらは、大本のデザイナーがデザインしたものの、コピーのコピーのコピーのコピーのコピー…であり、「今風」だけれども、「美」の含有量が少ないものなのです。

だから、眼が肥えてくると、良い服を着ているかどうかは、ブランドロゴを見なくても、服を見ればある程度わかるようになってきます。「美」の含有量から、大本の原型(オリジナル)との距離が測れるのです。「美」の含有量が多ければ、原型(オリジナル)に近いなと分かるわけです。

映画「プラダを着た悪魔」にも、編集長のミランダが、アンドレアにそのあたりを説明するシーンがあります。あなたが着ているブルーのセーターの元は、ここで私たちが選んだのよ、というシーンです。


ブランド服(オリジナルに近い服)が役に立つ理由

ブランド服がオリジナル(原型)に近いということは分かった、オリジナル(原型)に近いかどうかは、その服に含まれる美の量で判断できる、ということも分かった。では、そこに何の意味があるのか?と思われるかもしれません。

40代になってくると身体が衰えはじめてきます。これはどうしようもないのです。その身体の衰えに対して、失われた元気さを補う上で、服が発する美が必要になってくるんです。

若いときは元気が身体から発散されているんです。だから、何を着ても元気そうに見えるし、輝いて見えます。でも、衰え始めると、安い服を着ると衰えが目立ってしまうんですね。中学生がジャージ着てるのと、中年がジャージ着てるのはすごく違うでしょう。それは身体が発する元気さが違うんです。見ている人にどうしてもその違いが見えてしまう。

そこで、女性がお化粧を濃くしたり、宝石で飾るように、身体から発する元気さに変わって、服の美でごまかすわけです。服が発する美しさで魅力的に見せようというわけです。

だからこそ、アンチエイジング服対策編としては、良いブランドの服を着るようにすることで、服の発する美で失われた元気さを補おう、というわけなのです。単なるブランド信仰ではないのです。

安物の服はオリジナルに対して何十代、何百代目のコピーなので、美がほとんど残っていないんです。なので、服が発する美の効果は期待できないので、身体の衰えがモロに外に見えてしまうのです

身体の衰えが見えてしまうと、ツイていないような雰囲気やダメなイメージが出てきてしまいます。仕事では、ツイてそうな感じ、景気良さそうな感じの人にツキは来るので、服は良くしておいたほうがいいという話です。


ですから、服は「似合えばいい」、今風の服をコーディネートすればいいということではないのです。オッサン臭く、安くて、似合う服というのはあるわけで、それではダメなんですね。

見えるところに使う服は、ある程度の値段のブランドのものを買う、というのが40歳男子のためのアンチエイジングだと僕は個人的に思っています。服に関しての美とかコピーとか言うのは、僕の勝手な考えなので、そういう考え方もあるか程度で受け止めてくださいな。


そんなところで。

「経験」のコトバの使い方で分かる仕事が得られる人得られない人

「経験」のコトバの使い方で分かる仕事が得られる人得られない人


「○○できる人、できない人」式の嫌らしい題をつけてみましたが、ホント強調したいので、書きます。


「(仕事の)経験」というコトバの使い方を見ると、その人が仕事が出来るか、仕事が得られにくいタイプか分かるのではないかと思うようになりました。一面的かもしれません。


■会社側の言う「経験がある」という意味

会社側(採用側)が言う、「経験者」「経験がある」というのは、普通は、その募集している仕事が最初から一人で出来る、仕切れるレベルを言うんです。僕はそう理解しています。


もちろん、その会社特有の仕組みに関してレクチャーはありますが、「経験者」に求めるのは、その職や分野に関するコアな知識の保有であり、その分野のエキスパートであることです。


だから、その会社特有のことを知ってもらったら、あとはお任せするつもりくらいでいるはずです。育てるつもりではなく、むしろ、お任せしたい、助けて欲しいということなのです。そうでなければ、経験者を中途採用しません。


つまり、「経験者」として入社するということは、その分野に関してすべて知っていて、何でも来い、自信を持って俺が答えを出す、というレベルの話なのです。


だからこそ、「経験」は転職のカギになるわけです。また、小さい会社から大手企業に行けないのは、エキスパートたる経験が期待できないからです。


■仕事が得にくい人の「経験」の理解のズレ

ここらへんが、仕事が得にくい人は理解がずれているような気がします。ちょっとやったことがある、とか、数年やったことがある程度は「経験」とは言わないんです。アルバイトを職歴と言わないのはそういう理由からです。「いろんな会社を経験したんだけど。。」というのも採用側からは経験とは言わないんです。「行ったことがある」というだけなのです。


教えないで初めからエキスパートとして活躍できるような、そんな人材いるのかよ?と思われるかもしれません。確かに多くはないのです。でも、います。そうやって人材を補強するのが、特に今の大手企業です。


もちろん初めからエキスパートになれる人は多くはありません。世の中で多くの会社が「未経験者可・経験者優遇」と募集するのは、エキスパートが少ないからです。その意味するところは、その分野のエキスパートでなくても、学んでエキスパートになってくれればいいよ、というのがそれです。その代わり、他の分野のエキスパートであるなど、エキスパートになれる素質を見せる必要があります。


どちらにせよ、会社側が「経験者」に期待するのは、エキスパートとしての活躍です。その分野、仕事を丸々お任せできる人が欲しいのです。丸々お任せできないような人は欲しくないのです。


■理解のズレは立場の違いから。アウトプットとインプット基準

会社側は「経験」を「エキスパート」と理解し、仕事が得られにくい人は「経験」を「したことがある」と理解していることが多いように見られる理由なのですが、これは立場の違いだと僕は思っています。


会社というのは、世の中に商品やサービスを提供する側なのです。それゆえ、常に自社で商品やサービスを提供できるかどうかで考えるのです。


ヒットしている商品があれば、それを見たときにメーカーの会社なら、自社で作れるかどうかを考えます。商品としての品質を持ってアウトプットできるかどうかで考えます。それが提供側の考え方です。仕事仲間にも、経験分野については、エキスパートとしての能力を求めるということなのです。


素人の作った商品なんて要らないですよね? 素人レベルのアウトプットする能力は「経験」とは呼ばないんです。そう考えるとわかりやすいと思います。必要なのは「売り物」になるレベルなのです。常に商品としてのアウトプットが基準です


他方、仕事を得られにくいタイプの人は、消費者感覚が抜けていないんです。商品やサービスを利用する側で見ています。だから、行ったことがある、食べたことがある、見たことがある、といったレベルを「経験」と言ってしまうわけです。つまり、自分の能力をアウトプットではなく、インプットを基準としてみてしまいます


別な例えをすると、仕事を得られにくいタイプの人の「経験」の基準が、学校の授業でいうならば、受講しました、ということですね。会社側が求めているのは、授業できます、なんです。


どっちが正しいかということはないんですが、採用側が言う「経験」を理解しようとするならば、会社側のモノの見方は、常に供給側で考えることが大事です。消費者の感覚では捉えないことです。


■どうすれば「経験者」になれるのか


「経験」がエキスパートを指すとして、未経験であり続ける俺たちはどうすれば?というのは当然の疑問だと思います。


アルバイトでも、派遣でも、正社員だろうと、何でもいいんですが、とりあえず仕事に就きます。そのときに、その仕事に関して知らないことがないくらいまでマスターするようにすることがエキスパートになる最良の道なんです


周りから教えてもらえる限り教えてもらう。資料は過去何年分も読みまくる。今日学んだ内容はノートにまとめて整理して明日までに覚える。疑問点はメモして必ず調べて解決する。今の仕事をもっと正確にスピーディにやる方法を考えて取り組む。半年で10-20%くらいはスピードアップしていく。俺に聞けば何でも分かるというところまで学び経験していくことです。イレギュラーなことが起きれば大歓迎で、これでこんな事例も出来るようになったと喜ぶ。


先ほどの学校の例えで言うと、授業を受けて何とか及第しているレベルではなく、学校の先生になってしまうことを目指してしまうということです。


そして、俺はこの仕事は適当でいいんだ、と思わないことです。就いた仕事すべてに全力投球してエキスパートになっていく。そうすることで、コイツには別な仕事を振って別なエキスパートにならせてみよう、と仕事が回ってきます。


■終わりに


もちろん、これは、マッチョな生き方ですから、こうすべき、ということはないのです。


ただ、世の中で第一線で働いている人は、何となく出来るようにはなっていないんです。教えてもらうのを待つまでもなく、自分から貪欲に吸収していって、出来るようになっているんです。


また、この分野に関して俺は何でも知ってると思えるために、関係する分野の本を数十冊、周辺分野も含めて数百冊は読むんです。そこから気づきもあるし、これだけ読んでいることで自信がつくんです。本というのは、世の中の水準を知るために使えるのです。日本語の本が出ていなければ英語の本もチェックする必要がありますし、本が出ていない先端分野はカンファランスに出る必要がありますが、それらをすることで自信を持って答えることができるようになるのです。


未経験から経験者になることは出来ます。エキスパートになろうという強い意識と努力です。不可能ではないのです。

40歳男子のためのアンチエイジング 4.腰痛・膝痛対策編

40歳男子のためのアンチエイジング 3.顔対策編 からの続きです。


40歳男子のためのアンチエイジング

1.体臭対策編

2.髪対策編

3.顔対策編

4. 腰痛・膝痛対策編(今回)

5.服対策編

6〜. 筋力・体力、回復力対策編

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40歳男子のためのアンチエイジング
4. 腰痛・膝痛対策編


30歳後半あたりから、腰痛とか気になってくる。ギックリ腰もやったりするだろうし(あれはキツイ)。


椎間板ヘルニアとか、外科的治療が必要なケースを除くと、この手の痛みは筋性であることが多いと思う。このあたりは、各個人で事情が違うと思うので、必要に応じてお医者さんに相談しながら進めて下さいな。念のため。以下は、僕の個人的な話なので、その点ご注意を。


筋性の腰痛対策のポイントは以下。

ストレッチとマッサージ

要は運動不足と、加齢でだんだん身体が硬くなってくることにあるので、一つは「ストレッチ」で伸ばすように日々努めるしかない。あとは、「マッサージ」で柔らかくする。それだけ。


僕が何をしているかというと、毎朝目が覚めたら、ルルド マッサージクッションで腰、背中、肩、首を揉みほぐす。これが気持ちイイ。


ルルドマッサージクッションブラウン AX-HL148br

ルルドマッサージクッションブラウン AX-HL148br


これもアマゾンアフィリなので嫌いな人は踏まないように。


寝起きというのは、腰とか背中とか首が凝ってる。寝てる間、仰向けに寝てるから首から腰にかけて筋肉が凝るのだ。ベッドや枕を工夫する人も多いけど、結構限界があると思う。ベッドやベッドマットは柔らかいと腰が沈み込んで、それを支えるために背中〜腰の筋肉が疲れる。しかし、畳ベッドみたいに硬くしても、今度は当たってるところが痛くなる。まあ、夜中寝返りを打って負荷を分散すればいいんだろうけど、僕は仰向けでないと寝られないのでベッドのマットレスを工夫してある程度お気に入りの堅さにはしてる。しかし、凝る。そこで、このルルドマッサージクッションとなる。

このマッサージクッションは、単純なもみ玉の回転マッサージなのだが、低価格ながら、回す力がとても強い。身体を揉み玉に押し付けても、パワフルに揉んでくれるし、揉み玉の反対側のクッション部がちょうど良くクッションになっていて、力が調節できる。揉み玉のパワーとクッションの相乗効果で、身体を押し付けるとイイ感じで腰や背中や首を揉んでくれるので、気持ちイイのだ。これを使い始めて、首の寝違えが無くなった。これで朝揉めば寝違えは、僕の場合は、まず起きない。

このクッションは、初期からあるモデルで、これの周りを小さくしたのがSになる。Sの方がいいかもしれない。回転方向が変わるし。最安値はアマゾンとは限らないので、最安値のショップを探して買うと吉。オムロンからほとんど同じようなのも出ていて、買ってみたが、そちらも悪くない。


ルルドクッションで腰、背中、首を揉んだら、ベッドの上でストレッチを一通り行う。これは欠かさずやってる。いろんな本で見たり、テレビで見たストレッチ法で好きなのを組み合わせてやっている。それに近いのをネットで見かけたので、こちらをご紹介。オールアバウトの記事。


寝る前10分!ベッドタイムエクササイズ


寝る前となっているけど、寝起きでも十分。気持ちよい。時間もかからないのでオススメ。


これの後に、膝痛対策で膝の筋肉トレーニングをベッド上でやっているのだけど、それは後述。


起きたら、目が覚めるよう、次のイボイボのマットを踏む。

トルマリア 足裏マッサージ イオンマット T320

トルマリア 足裏マッサージ イオンマット T320

偏平足なこともあり、足裏が結構凝るので、このイボイボのマッサージは気持ちイイ。イオンとかそういうのは関係ない。目も覚めるのでオススメ。100円ショップで似たようなのを見たことがあって、あれでもいいと思う。ポイントはイボイボが踏めば曲がるくらいの柔らかいのが気持ちイイ。


それで起きて来たら、リビングとかで、デューク更家さんのウォーキングをやる。

1mウォーキング・ダイエット

1mウォーキング・ダイエット

本はいろいろ出ていて、どれでもいい。これは1mで出来るよー、という本なので、汎用性高め。DVD付きのも出てて、今は中古で安いのでどれもオススメ。

00年代に流行ったのだけど、いやー、これはイイですよ。3分くらいで出来るのに、ストレッチと、深部筋強化の効果的な運動になっていて、身体がスッキリする。あと、腰痛に効く。これはやり始めて実感した。身体を揺らしながらのトレーニングが多いのだけど、そのために深部筋が鍛えられるからかもしれない。また、立ったり歩いたりするときのバランスが良くなるように思う。筋性で腰が痛くなるのは、立ってたり座っていたりするときに、腰裏の筋肉だけで上半身を起こしていたりする身体の使い方のバランスの悪さがあったりするように思うから。歩くときに骨盤を立てるように意識するようにもなるし、何気にとてもよくできてる。これは、だまされたと思ってやってみて欲しい。オススメ。


上記のストレッチもマッサージも寝る前にもやってもいいと思う。そこらへんは義務ではないので。ただ、朝は必ずやったほうがいい。1日が変わってくる。



膝痛対策

こちらも自己判断は危険なので、各人状況が違うと思うのでお医者さんに相談しつつやってほしいのだけど、昨年あたりから膝が痛くなってきた。


子供の頃に捻挫したせいか、あんまり左ひざは具合が良くない。パキポキいいやすいし。それで、やけに忙しくて一日中、机に座ったデスクワークで9am-11pmでやってたら、通勤で歩くときに、左膝が痛くなってしまった。どうも、膝は痛みつつあり、筋肉が衰えて、膝に来るようになってしまったようだ。


スポーツ医師が教えるヒザ寿命の延ばし方 (アスキー新書 023)

スポーツ医師が教えるヒザ寿命の延ばし方 (アスキー新書 023)

この本を読むと、膝のような関節は寿命があると分かる。とすると、僕の場合は、膝周りの筋肉を強化すると、膝の痛みが治まるようだ。というわけで、膝の運動をやってみた。


ひざの痛み 対処法「自宅でお手軽トレーニング」

ゆうきプログラム

これらを朝起きたら、ベッドの上でやってる。仕事中もときどき、膝の上げ下げや回したりする。

そうやっていると2週間くらいで膝の痛みは僕の場合は収まった。どうやら、変形性膝関節症らしい。年齢が上がってくると、こういうのも出てくるわけで、ケアしながら生きないといけないなあと思った次第。思うに、40歳くらいから急にマラソンとかやると、膝痛めたり、骨痛めたりするよね、とか思った。


まあ、今回は、そんなところで。

40歳男子のためのアンチエイジング 3.顔対策編

40歳男子のためのアンチエイジング 2.髪対策編 の続きです。


40歳男子のためのアンチエイジング

1.体臭対策編

2.髪対策編

3.顔対策編(今回)

4. 腰痛・膝痛対策編

5.服対策編

6〜. 筋力・体力、回復力対策編

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40歳男子のためのアンチエイジング
3. 顔対策編


顔対策のポイントは次の3ポイントです。

顔筋強化、保湿、毛剃り

この3つを押さえれば十分で、しかも周りから見て印象が劇的に変わるのでコストパフォーマンスが良いのが顔対策の特徴。


まずは、顔筋強化から。


表情は顔の筋肉から生まれる。表情のない顔、生気のない顔というのは顔筋が脱力していることが多い。あまり人と交流しないで暮らしていると、顔の筋肉が鍛えられないために、独特のぬぼーっとした表情になりやすい。これは顔の筋肉の運動不足なので鍛えれば改善できる。顔はコミュニケーションツールなので、筋肉は鍛えてやったほうがいい。

というわけで、僕が昔からオススメしてるのがこの「フェイスビルダー」。また新刊で買えるみたい。

できる男の顔になるフェイス・ビルダー―人生を変えるフェイシャル筋トレ

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今回もアマゾンアフィリいっぱいなので嫌いな人は踏まないように。

顔の筋肉がつくと表情が良く動くようになるし、魅力的な顔になる。少なくとも、筋肉不足で、ヌボーっとした顔をしているよりずっといい。また、顔筋をつけていくと、筋肉により「ハリ」も生まれてくる。いろんな点で重要な基礎になるので、まずはオススメ。


僕はこの本を買ってから8年くらい経つが毎朝欠かさずやってる。朝はやらないとすっきりしない。


それで最近、違う方法もあるなと思っていて、それが「田中宥久子の造顔マッサージ」

田中宥久子の造顔マッサージ (DVD付)

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筋肉をつけたあとは、整え方としては、こういうマッサージがいい。これもある種の顔筋を鍛えていると思ってる。こちらもハリが出るのでオススメ。


あと、それとマッサージについては、似ているように思えるのが、「黄金のアーユルヴェーダ・セルフマッサージ」

黄金のアーユルヴェーダ・セルフマッサージ  1日10分 伝統のデトックス法で奇跡の美肌

黄金のアーユルヴェーダ・セルフマッサージ 1日10分 伝統のデトックス法で奇跡の美肌


アーユルヴェーダだから、ホントは違うし、ドーシャとかいろいろあるのだけど、そこら辺は別として、太白ごま油を使ったマッサージとして見ると、結構似てるし、そちらのほうが効果はメインじゃないかなーと思えなくも無かったり。

太白ごま油を使った顔や全身のマッサージは、実際になかなか気持ちが良いし、ハリ・ツヤが良くなるので男子の皆様にも是非オススメしたい。費用も安いしね。


もう少しマニアックに行くと、超音波&イオン導入機というのがあって、使ってみたのはこちら。

ジャパンギャルズ イオンビューソニックゴールド 美顔器 キャンペーンセット JSET-6464

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ジェルを顔に塗りつつ、その機械を当てていく。家庭用で安価な器械ということもあるし、イオン導入のあたりは怪しいのだけど、でも、これやると、顔の皮膚が柔らかくなるし、風呂上りのような感じになるんだよね。どうも超音波によるマッサージの効果っぽい。この手のものは、各社からいろいろ出てるし、数千円の安価なものも多いので、興味がある人は試してみるといいと思う。顔の皮膚が柔らかくマッサージされるのでなかなかいい。使うときは必ず専用ジェルを併用のこと。



次に、保湿

肌は空気にさらされてどんどん乾燥する。若いうちは顔の油が多いので、自分のオイルで保護されているのだけど、年齢が上がるとオイルが減ってくるので、補う必要が出てくる。また、古い油を顔に載せているよりも、いったん洗って油を落とし、クリームをつけたほうがいい。


日常的には、「DHC Q10クリーム」を化粧水で延ばして使ってる。

DHC Q10クリームII (SS) 20g

DHC Q10クリームII (SS) 20g

まあ、何でも良い気はするのだけど、保湿力が高いかなあと思う。それに延びるので、ちょっと使うだけでいい。なので、20gのパッケージで十分。使ったときに、軽くテカるくらいでちょうどいい。脂性の人には向かないので、その場合は、もっとさっぱりしたものでもいいと思う。


ちなみに、このクリームはだんだん臭くなる。どうも空気に触れていると、独特の鉄臭さのような嫌な臭いになるようだ。ハズレにあたると買ったときから臭いが、最初は臭くなくても、使ううちにだんだん臭くなる。ただ、まあ、性能的には臭くなっても変わらないみたい。気になる人は気になると思う。なので、小さいボトルのものを買っておいたほうが臭くなりにくいので上の小さいのはオススメ。


あと、ついでに、ゴボウ茶も。

石垣食品 ごぼう茶 2g×15P

石垣食品 ごぼう茶 2g×15P


南雲先生の本を読んで始めてみた。結構続けているのは、飲むと、気のせいか、肌に油分が出る感じがあって、そのため続けてる。ゴボウ茶は旨くないのだが、肌にはどうも良いような感じ。このあたりは効能は人によって感じ方が違いそうだ。気のせいかもしれない。この商品は南雲先生監修ではないけれど、ミネラル麦茶の石垣食品さんなので、よさげ。この1年近く、1杯ずつ朝晩飲んでる。


南雲先生の本はこちらを。ご参考まで。


50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社+α新書)

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さて。最後は、毛剃り

顔の毛は、生やさないところは徹底して剃り落とすのが、オッサン臭くならないコツ。メリハリが大事。僕はカミソリ負けするので、電動シェーバー系を何種類か使い分けてる。


僕はヒゲを生やしているのだけど、生やすと決めた場所以外のヒゲはキレイに剃り落とすことで、無精ヒゲではなくしている。生えているまま生やしているのを無精ヒゲというのだ。また、ヒゲの長さを均一にすることもポイント。ヒゲの長さを揃えるのは、ヒゲトリマーを使う。僕が使っているのは、パナソニックの電池式のヒゲトリマー。スタパ斎藤さんもオススメしてたと思う。


パナソニック ER2403PP-K ヒゲトリマー    黒

パナソニック ER2403PP-K ヒゲトリマー 黒

剃り味、耐久性が十分に高くコストパフォーマンスが高いのでオススメ。ヒゲの長さは3mm単位で、1mm単位の細かなこだわりがなければこれで十分。欠点は洗面にヒゲが飛び散ること。充電式でもいいと思う。


ヒゲトリマーでヒゲの長さを管理したあとは、シェーバーでキレイに剃ってしまう。使っているのは、こちらもパナソニックのこちら。

この値段でこの剃り味は素晴らしい。究極の深剃りではないのだけど、十分な剃り味、剃りスピードと、刃の耐久性を誇るので、バランスが良く、コストパフォーマンスが非常にいい。ブラウン、ほかいろいろ使ってきたけど、たぶん、普通のヒゲの人はこれで満足だと思う。この機種の欠点は充電時間が8時間と長いことと、100-120V対応なので、ヨーロッパ出張がある人は上位機種をオススメ。


パナソニックは刃の寿命がブラウンと比べて何気に長くて、安定した剃り味を発揮するので優れていると思う。安くて性能が良い日本製品の見本のような製品。



あと、細かなところで、鼻毛トリマー。持ってると便利。

パナソニック エチケットカッター 黒 ER-GN10-K

パナソニック エチケットカッター 黒 ER-GN10-K

これもパナソニック。刃の切れ味と耐久性のバランスがいい。鼻毛が出るのはカッコ悪いので、1本持っておいて、ときどき使うのに便利。買ってしばらくは楽しいので、これでクリクリに剃ってしまいたくなるのだけど、ホコリとか花粉を吸い込みやすくなるみたいで、外から見える部分だけ剃るのに使うといいみたい。



それから、眉の形や、顔のあちこちを軽く剃るには、次の耳毛カッターが便利。


パナソニック  耳毛カッター   黒 ER402PP-K

パナソニック 耳毛カッター 黒 ER402PP-K


これらをいろいろ使って整える、と。基本的に使うのはヒゲトリマーとシェーバーで、たまに、鼻毛カッターと耳毛カッター。



年齢が上がるほど、顔の産毛というのがあると目立つし、小汚い感じになるので、この手のシェーバーでキレイに剃りこんだほうがキレイで、オッサン度が下がりますよ、ということでした。電動だと朝の数分でキレイに出来るのでオススメ。カミソリ好きな人はカミソリのほうがいいので、そこらへんは好き好きかなあと。


女性も朝はお化粧があって大変だけど、男も年齢が上がるほど、あれこれケアしないとアカンという話だと思ったり。今回も、効能は主観によるものなので、参考程度に、各人の自己判断でご利用下さい。


そんなところで。

次回は、

4. 腰痛・膝痛対策編

40歳男子のためのアンチエイジング 2. 髪対策編

以前、40歳男子のためのアンチエイジング 1.体臭対策編 を書いて続きを書いていなかったので、書いてみます。下記のようなものを書く予定の2番目です。

1.体臭対策編

2.髪対策編(今回)

3〜.顔対策編

4. 腰痛・膝痛対策編

5.服対策編

6〜. 筋力・体力、回復力対策編

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40歳男子のためのアンチエイジング
2. 髪対策編


まあ、こんなこと書いても、20代男子はピンと来ないだろうし、30歳前後くらいだと分からないと思う。僕も30歳前半なんて、老化なんて分からなかった。個人差はあれど、35歳超えたくらいから、かなり肌の張り、体調などなど違ってくる。このあたりはケアするしないでかなり違うので気をつけたほうがいいという話。


今は団塊ジュニアも40歳になろうとしてるのでニーズはあると思うね。最近、ドラッグストアの男の化粧品コーナーなんか、アンチエイジングだの、40代のための、とかいろいろ出てる。



まずは、抜け毛対策というのがあるのだけど、僕は抜ける体質ではないので、イマイチ書きづらい。頭皮が肉厚だと抜けていきにくいらしい。作家の五木 寛之氏によると、むしろ洗わないほうがいいらしい。1年に1回くらいでいいとか。年に4回も洗うと逆に痒くなるとか(笑)。ホントかどうか分からないけど、そういう面白いアドバイスが載ってるのが次の「養生の実技」。いろいろとためになる話も書いてあるのでお勧め。

アマゾンアフィリなので嫌いな人は踏まないように。


そういや、かなり抜けてきたら思い切って短くするしかないのかなと思ってる。ホラ、フランスとか行くと、結構、そうなると短くしてしまってそれなりにカッコよくしてる男子も多いし。髪を短くすると、生えていないところとの差が小さくなって目立たなくなるんだよね。


もう一つは、白髪対策。こちらは僕は20代から白髪が出始めて、いまや、真っ白。だから、35歳前から染めてる。白髪はオッサン度が3割くらいアップしてしまうので、染めるべし。貧乏臭さは仕事に支障が出やすいので、こげ茶か茶色に染める。最近は中年男性で薄茶色に染める人も多い。あれもアリだよね。毛染めの真っ黒はちょっと見た目がおかしいので。若作りと、そのままでオッサン度3割アップなら、若作りのほうがマシなのだ。ここのところ重要。


ちなみに、ヘアマニキュアと、ヘアダイがあって、白髪染めはヘアダイにあたるのがマメ知識。ヘアマニキュアは髪の表面のコーティングなので取れやすい。目立つ部分に塗るだけとか、シャンプーしてるうちに目立たなくなるとかいうのがヘアマニキュアだけど、白髪が目立ち始めたら遅かれ早かれ白髪染め(ヘアダイ)に行くしかない。美容院できちんと染めてもらうと染め残しもないが、僕は家庭染めだから適当だけど、まあまあ、用は足せる。僕が使ってるのはこれ。

これのイイところは、混ぜ合わせがいらない。クシのところから出てくる。あと、半分使って取っておくことが出来る。クシのところは洗わないとダメだけど、1本で2回使えたりして経済的。また、最近は成分が変わったせいか、においの刺激も少なくなった。

髪の生え際とか耳は使う前に、クリームを薄く塗りこんでおくこと。不着が防げる。薄くて十分。ハンドクリームでもいい。髪にはつけないように。

髪を染める前は頭をよく洗って乾かしてからがオススメ。ヘアリキッドやスプレーを使ったまま染めようとすると、ヘアリキッドなどのコーティングで染まりにくいから。よく洗って落としておくと、根元からよく染まる。そのときに使うシャンプーは、ノンシリコンのほうがいい。


最後に、髪の整髪だ。30代後半になると髪質が変わってくる。僕の場合で言うと、油っけが減り髪がパサつきやすくなってきた。髪がパサつくのも、オッサン度3割くらいアップなので、ワックスでギットリというのではない感じでありつつも、ツヤを与えたいところ。また、髪が細く柔らかくなるので、整髪力はそれほどいらなくなってきた。そこで今愛用しているのは、ルシード無香料ヘアリキッド。


ルシード ヘアリキッド 200ml

ルシード ヘアリキッド 200ml


ヘアリキッドの髪に与えるツヤがちょうどイイ。ギットリせずツヤが長持ち。伸びるので付けすぎないことがコツ。10円玉大くらいを手のひらに出したら、あとは、水をつけて伸ばしてつける。無香料なのもいい。昔から売ってるヘアリキッドは、スポーツクラブとかにおいてあるのだけど、使い心地は悪くないのだけど、匂いがオッサン臭すぎる。その点、ルシードはホントに臭わないので使える。ただし、かなりしっかり髪につくので、白髪染めのときは良く洗って落とすこと。



髪についてはこんなところ。もちろん、これが「正解」なわけはない。各人が模索する中の参考にね。


次に続く。

顔対策編

30歳近くになってから選ぶ仕事選び

昨日は、20代で行く場合の大学と学部の選び方、について書きましたが、今度は、30歳近くになってから選ぶ仕事選びについて書きます。


30歳近くになってから選ぶ仕事選び


まず、30歳近くになってから仕事選び、というのは世間的に言って、とても遅いんです。僕みたいに、ノホホンと現実感なく生きてきたりした奴が30になって迷うわけです。恥ずかしい話ですけど。まあ、仕方ない。


ホントは遅くとも高校生の時には就く職業は決めておいたほうがいいと思います。そういうことに気づけなかった自分はバカだったなあと思うんですよね。何にも考えていませんでしたね。なんとなく、何とかなると思ってたんです。でも、人生が勝手に「何とかなる」ことはないんですね。自力で「何とかする」しかないのです。


さて。そういう僕が最初に理解していなかった点が、職です。自分に合う仕事を探す、と考えてしまうんですよね。現実には、自分にも出来る仕事を探す、しかありません。


その場合に理解しておくべきポイントが2つあります。

1. お金を持っている人の役に立って対価としてお金を貰うのが「働く」
2. 職種は就労者人口が多いものを選ぶ


これを順に説明していきます。


■お金を持っている人の役に立って対価としてお金を貰うのが「働く」


僕みたいにノホホンと生きていると、自分の働きが評価される職業がないかなあと思ってしまうんですね。いろいろ夢想したりして。


でも、いくら動いたり考えたりしても、人の役に立たないのは、職とはいえません。お金を払う人がいませんから。お金を払う人の役に立つ、というのが仕事なんですね。


仕事でもっとも必要なものは、お金を出す人の存在です。それが経営者であったり、クライアントだったりします。経営者やクライアントに代わって身体を使ったり、頭を使ったりして、対価としてお金を得るのが「仕事」です。


「こんな仕事が成り立つんだ!」という仕事が存在するのは、お金を出す人が存在するからです。太鼓持ちだって、立派な職業なのは、お金を払う人に必要とされているからです。逆に、僕らが夢想する仕事が成り立たないのは、お金を出す人が存在しないからです。商売の上手な人は、お金を出す人を見つけるのが上手いのです。起業家が優秀な営業マンというのはそういうことです。


他人に使われてお金を貰うのがイヤなら「お金持ち」になるしかありません。「お金持ち」というのは、お金を出す人です。自分に代わって、他人の頭や身体を使うことが出来る人なんです。ただ、僕らは普通は「お金無し」なので、働くしかないですし、お金を払う人を探す必要があります。お金を持ってるというのは、このようにエライのです。これは社会の仕組みなので、イヤなら社会主義革命を起こすしかありません。


仕事探しのポイントは、お金を払う人があるような仕事を出来るようになって、職を得ていくことなのです。そういう仕事をする中から、働くことの充実感を見つけていくのだと思います。また、比較的、自分の得意な仕事を得るようにすることで、働きながら自分の個性を活かしていくことになると思います。


そのように考えることが出来るようになると、今の自分に出来ることにお金を払う人を探す、ということは非常に難しく、お金を払う人の多い仕事を探すことのほうが早いと分かります。お金を払う人の多い仕事を出来るようになるようトレーニングを受ける、というのが職業訓練なわけです。



■職種は就労者人口が多いものを選ぶ


お金を払う人のいる仕事を探すのがポイントと分かると、次はジョブマッチングの話です。


マイナーな職業を最初から目指すと仕事は得られにくくなります。もちろん高校生くらいから計画的に狙うのであれば良いのですが、30歳近くになってから慌てて探すという段階で、やるべきことは、就労者人口が比較的多い職の中から、自分に出来そうなものを選ぶということです。


その職業の人数は世の中に何人いるのか、調べれば大まかには必ず分かります。職業というのはニーズがあるから生まれているので、人数が多い=需要が多い=社会に多く必要とされている、であり、人数が少ない=需要が少ない=社会にそれだけしか必要とされていない、なのです。就労人数が多いというのは、お金を払う人の多い仕事、というわけです。


もちろん、需要が少ない職業だって必要だから存在するので、意義はあります。ただ、自分が成れるかという点が考えると不安があるのです


就職は基本的に欠員補充によって生まれます。世の中に10,000人しかいない職で、急成長業種でなければ、新卒は定年退職者分しか不要です。とすると、年齢分布にもよりますが、3-5%くらい補充すれば良いので、毎年500人くらいしか必要ではないのです。その職を供給する学部学科の人数はどれだけあるかというと、大抵は数千人以上はあるんじゃないでしょうか。つまりは高倍率。志願者の中で自分が上位に行かないといけないので、よほど気合いれてかからないとダメということになります。


結論から言うと、求人情報サイトで募集の多い職業が、就業人口が多く、お金を払う人が多い職と考えて良いです。いかにその中に自分をはめ込むかという話です。ただ、なぜそうなるの?というのは、こういう背景があるということなんです。


自分の個性を活かした仕事を探す、というのではなくて、今ある募集されている職に自分をはめ込んでいかなくてはいけない、というのはそういうことなんです。

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※(余談) マイナー職への就き方


ちなみに、マイナー職に就くにはどうすればいいか、と。まあ僕も良く分かっていないのですが、理解しているポイントがあります。


職の種類にもよりますが、基本的にはマーケットを介さない、というのがポイントだと思います。求人募集にはほとんど出てきません。毎年、数十人から数百人程度が動くだけの世界ですから顔が分かる世界です。求人マーケットには出てこないんです。


養成学校があるものは、そういう専門の学校を高卒、中卒で行くことです。これは自身が中学生、高校生のあたりから計画的に行かないといけません。将棋のプロ棋士の世界だって奨励会に入るというのは、特殊ですがそのパターンの一種でしょう。パイロットが航空大学校に行くのもそう。法律の教授になりたければどこの大学で、どこの院に行くか、どこの先生に就くべきかもある程度決まっていますよね。お坊さんもそういうコースがありますよね。こういうのは養成学校を探すのがポイントです。養成学校は公式とは限りませんが、その業界では養成学校的に見なされているところです。この手の養成学校は30歳から入りたいといっても、あまり門戸が開かれていないことが多いです。


また、そういう養成学校的なものがない場合は、実績や実力がモノを言いますので、基本的には、顔が知られて、その中で紹介、勧誘です。あとは、社内でたまたま異動とか、それも紹介の一種ですね。


あとは、世襲ですね。世襲で決まる世界も多いわけです。


最後は、自分が成ってしまう、と。社長職なら自分が起業してなってしまうというような。


数十人しか動かないのはマーケットに馴染まないので、こんな感じになっていると僕は理解しています。求人マーケットに出ないこともないとは思いますが、マイナー職はマーケットに馴染まないということは理解しておいたほうが良いと思うのです。僕も良く分かっているわけではないので、間違っている可能性は否定しません。ただ、30歳で就職しよう! 自分に合った仕事はこれこれのマイナーな仕事だけど探せばある!とは思わないほうが良いと思うんですね。そのほうが門戸が狭いので。

20代で行く場合の大学と学部の選び方

よく、コメント欄で「○歳なんですが大学に行くべきですか?」といったことを聞かれるので、僕が考える大学の選び方をまとめておきます。普通の勤め人になるための大学選びですね。専門職・研究職は除きます。僕なら、こう考えるという一例であって、唯一解ではないので、参考に、程度ですよ。


20代で行く場合の大学と学部の選び方


■大学へ行くべきか否か

⇒まだ行っていなくて、20代前半までなら、行ったほうがいいです。

(理由)
 ・人生の自由度が多少上がります。
 ・大学進学率が50%を超えているので、大学に行っていないマイナスは避けられます。
 ・25歳で入っても、卒業時で30歳前だから、他人より遅くとも何とかなります。
 ・ただし、大学に受かる学力と、学費などの資金力が必要です。
 ・2個目なら要検討。医師になりたいとかそういうのでない限り。


■大学の選び方

自分の学力で受かる大学で、通える(距離・学費)の中から選ぶことです。しかもなるべく早く(来春か再来春まで)
 何校かで迷ったら、その中でもっとも規模が大きいか、歴史が古い大学を選ぶのがよいです。
 その大学のことを知っている人が世の中に多い大学がいいんです。
 正直、学部は何でも良くて、特殊な専門職を除き、普通に働くなら、法学部、経済学部、経営学部、商学部、工学部などを選んでおくと良いです。


多浪してまで一流校を目指すべきか

⇒直近で受かる大学に行った方が良いのです。多浪は意味がほとんどありません。最短で行ける大学にいくべきです
(理由)
 ・多浪の成功率は低いのです。1年使って1ランク上げるよりも、現役・1浪で今のレベルを出たほうが結果的にいいです。
 ・10-20代の1年の価値は高いのです。浪人はその1年を無駄にしますから。浪人分の年数で、それに見合うものを得られないほうが多いです。


■大学を諦めたほうが良いとき

⇒資金力がないときは諦めるしかありません。
 大学に行けるかどうかは、学力と資金力で決まります。
 現在の資金で通える範囲にある大学で、今の自分の学力で受かるところに行くのが大学なのです。

 学力が足りないなら諦めるしかありません。資金力が足りないなら諦めるしかありません。そういうものです。逆に、これは「そういうもの」なので、割り切って考えることです。大学に行けないなら、行けない場合の戦略を立てていくことです。

 親にお金があれば、最寄に大学がなくても、日本全国の中から、自分にも受かる大学に行き、一人暮らしをさせてもらえばよいし、お金がなければ、自宅から通える範囲しか選べないので、学力が足りないと大学に行けないとなります。それは仕方ないことなのです。

 ただし、お金については資金繰り方法はあります。親戚からお金を借りるとか、独自の奨学金を手配するとか、新聞奨学生を選ぶとか、資金に関しては実はいろいろ方法があるので、資金対策については、自分だけで考えて諦めずに、モノを分かった大人に聞いたほうがいいのです。


■大学の学部の意味

⇒医師になるための医学部、エンジニアになるための工学部、ピアニストになるための音大などの、特定の学部を出なければならない専門職を除くと、大して意味はありません。大学で学ぶことは、まったく使えないわけではないのですが、即戦力にはならないので、研究者や専門家になるのではない限り、普通の勤め人になるのには必須の学部などないのが実情です。

それから、研究者や専門家になるのは大変なので、受験間際に考えるようなタイプには向かないのです。研究者や専門家になるためには、高校生になったときには心に決めて学校を選び、勉強はスタートしています。そうしていないということは、学部はどこへ行ってもいいのです。むしろ大学選びが重要で、自分の学力と資金力で行ける範囲の大学で、もっとも学生が多い(卒業生が多い)か、歴史の古い大学を選ぶことです。そうすると就職のとき楽になります。

⇒では普通の勤め人になるに当たって、無難な学部は、法学部、経済学部、経営学部、商学部です。エンジニアなら工学部になります。簡単に選ぶ方法を伝授しましょう。小説が好きなど文学得意なら法学部。法律は言語が得意な奴にとって有利な学問です。ほかに会社勤めには、経済学部、経営学部、商学部なら無難です。数学が苦手な私立文系志願の学生は、卒業が大変になる経済学部は避けておくとか。あと、科学好き、工作好き、実験が好きなら工学部です。


■大学の知名度は重要

⇒大学は学部より大学の知名度が重要。仕事を探すとき役立つ。
まったく知られていない新設大学は避けたほうがいいのです。あと、累積の卒業生が少ないとか。名前変えたところはあんまりお勧めじゃありません。地方の大学なら、その地元で就職を探したほうがいいのもそういう理由です。地方の大学を出て東京で職探しは損します。


■大学は楽しいところではなくて、卒業するための修行の場所

20代で大学に行く人のために言うのですが、同級生はかなり年下になるので、大学生活はあんまり楽しくないです。まったく楽しくないとは言わないけど、あなたの孤独感は同級生には分からないわけで、それに耐えて、授業に出席し、卒業することが大事で、これは最初に覚悟を決めることです。特に引きこもっていた人ね。大学はそんなに自由なところではないので。大学の授業に出て、教授の説に従ってレポートを書き、教授の説を覚えてテストを解答して単位を取っていくことが雇う会社側からは評価されます。


■マイナー職業をはじめから志願しない
⇒何となく○○という職業を持って興味を持ちました。その職業になるためには、○○学部を出るといいそうです。という志願の仕方はやめたほうがいいです。その道は結構大変です。下調べが必要になります。そういう仕事(今まで聴いたことが無かった仕事)というのは、マイナー職業で就労者が少ないから、募集も少ないのです。20代で大学に行こうという切羽詰った人が、あえて狭き門を目指すことはないのです(目指す人は私のブログは読まないでしょう)。成りたいではなくて、職が得られるか、という軸を20代の大学選びでは忘れないことです。


こんなところでしょうか。

20代で大学に行くときの、普通の勤め人になるための大学選び、というところです。


仕事の選び方については、次の
30歳近くになってから選ぶ仕事選び