ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

2005-05-05 ごーろごろごろゴールデンウイーク


  寝まくりですわ。奥さん。というか、これじゃいかんな。せっかくの休みがもったいない。とはいえ、明日から3日間東北に旅行に行ってきます。


  尼崎のJRの事故はまったくひどいものだけれど、事故の電車にJRの運転士が2名いて、救助活動せずに出勤したとか。これなんか、別に批判することかなあと思う。ま、「人道的」には、何かお手伝いすべきだったのかもしれないけど。


  その運転士2名は、救助のお手伝いするよりも社会に役立つことはあったはずだ。というのも、運転士が出勤するってことは、何か運転する車両があったのだろう。運転士という職は専門職だから、誰でも代わりが出来るわけではあるまい。ならば、その現場にいた2名の運転士は幸いにも事故を逃れたのだから、出社して職務につくべきだ。内藤はそう思う。


  それがなぜいけないのか良く分からない。彼らにはやる仕事があるし、救助は別の専門職がやるべきだし、人足ということであれば、JRが非番やら本社の人員やらを動員かければよい話であって、その2名が救助活動の手伝いをしたところで高が知れてる。言い方は悪いけど。運転士は運転するのが一番社会に役に立つわけだから。彼らが運転する仕事をどーでもいい、なんて見るのは、逆に言えば事故しか見てない考え方なので内藤はいまいち賛同できない。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い的なね。


  みんなはその運転士2名が、一般人として救助を手伝っていれば良かったのか? それでみんな満足したのか? とか思う。そんなことないだろう。結局、事故を起こしたJRが憎いし、たまたま現場に、憎きJRの職員がいて、悪の手先は、冷酷にも事故現場を見ながら後にした!!、と言いたいだけなんだろう。単にケチつけやすいところにケチつけてるに過ぎない。


  もしそれが正しいなら、何事も誠意誠意ともっともらしく見せればOKということになってしまう。サッカーで言えば、ボールに向かって走っておけばプレーしてることになるようなものだ。でも内藤は違うと思う。


  プロはプロのやるべき仕事がある。それぞれの社会的な役割を果たすことで社会の役に立つ。もし、災害現場で誰も救援に来ていないのに、運転士が社に出社したら異常だが、そうでないなら、プロとして仕事をしている彼らのことは守ってやらないといけないと思う。


  そして、このことを遺族に告げて、遺族から怒りのコメントを取るマスコミに不信感を覚える。火付けかよ、と。マスコミだって、災害現場でカメラ回して、記者は取材してるんだぜ。災害救助よりも報道というプロの仕事を優先してる。これは運転士批判の視点から言えば、とんでもないことなんじゃないのか? しかし、マスコミが事故現場で報道の仕事に専念するのは正しいことだ。マスコミは報道の仕事をすることで一番社会の役に立ってるから。同様に、それは運転士にも言えると思うのだ。不祥事でもなんでもない。ヒステリックな批判は何も生まない。