2005-05-25 新銀行東京って
都営地下鉄を利用していると、駅構内に「新銀行東京」の小さなATMが新設されているのを見かけると思う。4月くらいに設置されたと思う。新銀行東京とは、石原都知事発案の東京都が出資する中小企業に対する無担保融資中心の普通銀行なわけだが、ネーミングセンスは独特で、都所管の都立大学などを合併させて「首都大学東京」と名づけるなど、東京に独特のこだわりを感じさせる。というか変だよ。たぶん10年経っても変と感じると思う。
まあそれはともかく、設立まもなく、しかも、主に法人向けの銀行なのに、他行やコンビニATMを利用させてもらう形ではなくて、独自に都営地下鉄の路線の各駅にATMをたくさん作ってるのはなぜだ?
銀行が貸し渋りするから中小企業を支援する新しい銀行を都が出資して作る、という話だったと思うんだが、その銀行が各所にATMを作らなければいけない理由がよくわからん。カネの無駄という感じ。しかも、利便性なんかよりも、単に所管で作りやすい都営地下鉄の駅に作るあたりも。あのATMは利用者向けというよりも、銀行作りました、というアピールなんだろう。そんなポーズでカネ使うのは、よっぽどカネがあまってるか、カネの使い方が分かってないか、将軍様へのアピールのために配下の官僚のご機嫌取りのどれかとしか思えない。石原都政はどこへいく。数年後に経営破たんして出資金がパーになりました、とかならんか。心配である。
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