ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

2005-05-30 (2) テレビコマーシャルという大規模好感度調査


  昨日、大塚愛の話を書いたが、テレビコマーシャルにも最近は多く出ていてかわいらしいよね。そういや、けっこう前だが、アコムのコマーシャルに出てくる小野真弓が、毎日見てるうちに可愛く見えてきた、とか書いたことがあるが、あのテレビコマーシャルをきっかけに売れたりして、テレビコマーシャルの影響は凄いものだなあとか思ったりした。


  あの時は、毎日見てると可愛く見えてくる、という理屈を展開していたが、単に毎日見てるだけではダメということに気が付いた。微妙な、可愛げというか、なんというか、見ていて不快感与えない雰囲気で、むしろ、ちょっとこちらが楽しくなってしまうような雰囲気があると、好感度高まるよね。


  テレビコマーシャルというのは、ドラマに主演するよりも多くの人に見られるから、たった15秒だけど、その瞬間に見てる人に与える印象で、好感度が変わる。かなり劇的に。だから、すごいいい感じのテレビコマーシャルが出来上がった女優さんやタレントさんは幸せだよね。見てる人がどんどん惹きつけられて、好感度が上がっていく。例えば、ゼクシイのコマーシャルでブレイクした加藤ローサとか。あの後のコマーシャルはイマイチぱっとしなかった。でも、最初の印象がいいので、皆覚えてるし、またいいコマーシャルが出てきたりしてる。


  見ている限りでは、テレビコマーシャルへの起用は、頻繁に好感度調査をやって選んでいるらしく、他の女優業とかで有名になってテレビコマーシャルに起用されても、あまり好感度高くないと打ち切られてるとか分かる。というのも、内藤はこの数年、テレビコマーシャルのマニアのかたのサイトでずーっといろんなテレビコマーシャルを見せてもらってるからだ。何年にも渡って見ていると、当たりのテレビコマーシャルが出ると、好感度が上がるらしく、どんどんいろんなテレビコマーシャルに出るようになる。そしてその結果もフィードバックされる。だから、特定の人に集中したりして、テレビCF女王とか呼ばれる人も出たりするみたいだ。


  そういうわけで、わずか15秒で与える印象で、その後の流れが大きく変わる。多くの人の気持ちを揺さぶる笑顔が出来ると、好感度が一気に上がって、ブレイクする。しかし、そこまで多くの人の気持ちを揺さぶることが出来る笑顔ってのは、並大抵で出せるものではない。そこに凄さがあるんだな。だから、ああいう形でブレイクするのは運だけじゃない。うまい製作スタッフに恵まれたというのもあるだろうけども、それ以上に、多くの人を魅了する表情を出来るかどうかの踏み絵なんだ、テレビコマーシャルは。だから、結果的にテレビコマーシャルは大規模な好感度の実地調査になっているんだ。


  お。今回もなんか結論がイマイチな話になったが、まあいいや。