2005-06-15 (3) 悪徳リフォーム業者

　　老人宅を狙って、いろいろなリフォームを売りつける業者が話題になっている。それを見て思ったが、みんな結構お金持ってるねえ。使い道がないから狙われるのかな、とか思った。いや、まあそれは許されることではないけども。

　　そういえば。5月のゴールデンウィークに東北に旅行に行ったと書いたが、現地で、地元発刊の雑誌を買い集めた。その中に求人誌があって、リフォーム業者の求人広告が数10社、カラーやら見開き2ページでたくさん求人が出ていたのだ。もちろん、それらが悪徳かどうかは知らない。ただ、見ていて、ああ、地方だからリフォームが盛んなんだなあと思った。飲食の求人が少なかったのだ。求人誌というのは、どの業界でどれだけ人が必要かをあらわすので、その地域の活気のある産業を見るのに参考になる。

　　そのリフォーム業者の求人は特徴的で、学歴も経験も問わないし、高給歩合給がウリで、会社の雰囲気は若い人が多く、3-4人のチームでの営業なので先輩が親切に教えてくれるので安心、という感じなのだ。どこも、具体的にどういう仕事かは詳しく書いていない。ただ、未経験OKと高給が全面アピールされていた。面白いのは、ある一社の求人では、みんながガッツポーズして写真に写っているのだけど、背景の壁に「70歳以上の方と契約しないで下さい」と貼ってあった。興味深い。

　　まあ、その求人の多さから見ても、リフォームをする産業は盛んなんだなあと思ったのだった。この何でも揃っている世の中で何を売ろうかとなると、いまや、いちおう皆、家があるとなれば、その家のメンテナンスにはお金を出すだろうという見込みなんだろうな。売れるもののトレンドだね。時代の流れで決まってる。身体のメンテナンスということで、健康食品が売れるし、家のメンテナンスということで、リフォームか売れる。

　　そんなことを、悪徳リフォーム業者のニュースを見ながら思ったわけであった。特にオチはなく。

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