■

　インタービュー本のため、語りの温度差が11人の中にかなりある。そのため玉石混交状態である。だが、さまざまな人から、彼らから見たリクルートというものが語られていて、なかなかに内藤は面白かった。というか出版された当時は、リクルートについてはこれが一番面白かったように思う。
　今となっては既に紹介したいい本が出ているので価値が薄れつつある。しかし、11人のリクルートOBから断片的にいろいろなリクルートが語られるので、ときどき役に立つフレーズ、仕掛けなどが手に入る。リクルートに興味を持った人が、前述の本を読んだあとについでに読むにはおすすめです。