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んー、感想は述べにくいなあ。とにかく良い本です。世の中にいろいろなコーチング本とか出ているものの、この本ほど分かりやすくその教えるという要素を分解し、解説している本はあまりないように思います。氏はたくさん本を出していて、結構内容の薄い本も出されていますが、この本は氏の専門のせいか格段に内容が濃くて読まなければ損な一冊と思います。
教えるとは相手を伸ばすということとして、その教え力は、1. 憧れに憧れる力、2. 評価力、3. テキスト素材力、4. ライブ能力、5. 自立を促すコメント力、に分解してそれぞれ方法を解説してくれています。齋藤氏得意の○○力という捉え方なのですが、この本ではそれがとてもうまく成功しています。Q&Aコーナーも率直で目が開かされるコメントにあふれていて必読。
誰もが常に仕事では教える人であったり、教わる人であったり、同時であったりします。そんなわけで、仕事をする人すべてにお薦めです。