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　そう、この本は経営関係の本なのに占い本なんですね。内藤は最初にこれを見たときに、何じゃコリャ、と思いました。でも、逆にこの後に出た「成功者の告白」を読んでやっと意図が分かったというか、まあそういうのもアリかな、と。

　要はですね、人生には春夏秋冬の季節がありますよ、と。そして、それぞれの季節は約3年間あって、春夏秋冬で12年間で一周しますよ、と。そして、冬は今までやってきたやり方が壁にぶち当たり試行錯誤する3年間、春はその試行錯誤が実り始める3年間、夏は実りから収穫を迎える最盛期の3年間、秋はまた壁に当たり初めてうまくいかなくなりだす3年間、こうして人生はぐるぐると螺旋階段を回るみたいに人生上の問題にぶつかり、解決し、また新たにぶつかり解決しと繰り返して行きますよ、と。そして、それぞれの季節を意識していかないとダメですよ、と。また、人生上の問題は必ず解決しないとまた12年後に同じ問題がやってきてしまいますよ、と。

　一概に神秘はダメとも言えないなー、とも思う今日この頃の内藤ですが、そういう意味で、なかなかこの本は面白かったです。特に人生上の問題は解決しないと繰り返し形を変えつつ人生に再び問題として立ち現れるとかそういう点が。なるほどそうだなあ、と。

　まあ別な見方をすれば、努力して数年間過ごせば、やはりそれによって実りがあるし、実りがあるからといって慢心して努力しなければまた冬がやってくる、ということでもありますね。別に占いと考えなくても、人生における法則みたいなものです。そんなわけで、気軽に読んで欲しい一冊です。エネルギーとか怪しい言葉が出てきますが、あまり他人にそれを熱心に語るようになるとヤバイですが、とりあえず人智を超える法則があるんだな〜、くらいに思うにはいいかなと思う今日この頃で、そういう意味でお薦めです。