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まあホストつながりということで、こちらも。この本は内藤が営業職についてしばらくしてから読んだ本ですね。そのときは、できるホストってこんなにアタマつかっててすげえなあ、という感想でした。まあ実際に営業に使えるノウハウってそんなに多くはないのですけど。
『「見せる」のが男のウソ、「隠す」のが女のウソ』とか、『人は誰でも裏切る可能性がある。裏切りそうな人はふざけたところがない』とか、『やたら器用なヤツってのが危ないんだ』とか、独特の目の付け所が面白いし、なるほどと思わせられます。
内藤は、最初はこのテクニックに凄いな〜と感心したんですよね。で、自分の営業のスタイルが出来てきたり、ビジネスのやり方について考えるようになったころには、なんだかこの本は薄っぺらいな、と思うようになったわけです。
でも、また今読むと、それでも独特の目の付け所がさすがだな、と思うんですよね。ほかにもホストが書いた営業本とかあったりするのですけど、どうもなんかそれとは違う「視点」がこの本にはあるように思います。そもそも、この本に書かれているテクニックを学ぼうとするのはあんまり意味がないんじゃないかなとは思います。もともとできること以外はマネしようとしてもなかなかできないし。でも、同じ営業マンとして考えていくと、なるほどね、とか何か参考になる独自の視点というのがあって役に立ったりすることもある、というように思います。そういう意味で面白い一冊です。