ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

感想

懐かしい本。内藤は10年と少し前に文庫化されたこの本を読み、猛烈に感動したのを覚えている。氏の舌鋒は鋭く、論理は明快で、鮮やかに問題を料理して見せた。氏の活躍で日本で戦略系コンサルティングが活動する下地を作ったと内藤は思う。当時、企業経営者…

んー、これもプライシングについて書かれた本だが、多少ハウツー色が出たものの、理論に偏る部分が大きい。まあでも、「価格戦略論」よりもずっとコンパクトなので通読するには便利。 この本に書いてあることは、ある意味当たり前。実際に起きている現象とい…

さて、分厚い。ハウツー本ではなく理論書である。ゆえに即戦力にはならない。正直なところ、もう少し分かりやすくコンパクトにまとまった次に紹介する本が出たので、研究者を除くと必ずしも読まなくてもいいかな、というような気はする。 プライシングという…

前回の本と同じような輸入ビジネスの解説本だが、こちらは情熱的だ。初版が古く内容的にはちょっと実情に合わない部分も出てきているが、内藤としてはこの本の趣旨に共感を覚える。 この著者の主張は、「貿易は学問ではない。金儲けである」と明快だ。金儲け…

文具などの商品で日本にないユニークな海外製品を探し、価格をつけ、販売するまでについて各項目を設けて解説している。初版が古めだが、内藤は最近、ブックオフにて見つけて購入してみた。 内藤にとっては自分の仕事に極めて近いのでそれほど斬新とは思わな…

残念ながらアマゾンに表紙の写真はなかった。トッテン氏の顔が大写しになっているのである。ビル・トッテン氏は政治評論で有名だが、氏は輸入パッケージソフトを日本に普及させた人である。この本は408ページにわたって氏の足跡を追っている大部な本だ。 内…

舞台となる貿易商社は中国にTシャツやセーターなどを作らせて輸入している。最近ではユニクロが有名だが、これはユニクロが出てくる前の話。内容は、中国との貿易は大変だよ〜、に尽きる。 要は、そもそも外国だし、文化も違うし、言葉も違う、さらに共産圏…

就職先がなく、当時人気のなかった外資に就職し、そこでろくに教育もないまま、「大学院でてるんだろ」といびられながらのし上がっていく氏の半生は読んでいてエキサイティングで、特に見所と思われる、タイピストからタイプ拒否を受けるシーンと、コンデン…

証券取引に革命を引き起こした松井証券の社長によるビジネスの解説は、多少、唯我独尊の香りはするものの、内藤にはとても面白かった。 証券自由化に伴い、発想をまったく変えて、商売の仕組みを変えていくところはエキサイティングである。 「顧客がコスト…

レストラン続きということでこの本。いや、とにかく買おう。買いましょう。 氏の修行時の考え方、対処、フランス人の同僚との関わり方、同僚のベルナールさんの改良の仕方、などを挙げればきりがないが、「ああ、そうだ」と内藤の心にしみるように入ってきた…

少し前になるが日テレのスーパーテレビで、鬼のような経営者として描かれていて内藤は興味を持った。だが実際に本を読んでみるとなるほど鬼ではなかった。良いレストランを作ろうとすれば、あの程度の厳しさは不可欠だと内藤は思う。 それはさておき、この本…

三枝氏の本の中では一番新しい。内容としては、ビジネス再建にあたってのタスクフォースの作り方から、その運営の仕方まで、氏の体験に基づく架空ストーリーに沿って説明がされている。 氏の前の著書と、再建という点ではほぼ同テーマであるものの、前の著書…

マーケティングの実際となると、やはり架空の事例ということもあり、また、マーケティングそのものが個別具体的な面が強いので、内藤としてはちょっとリアリティに欠けるような気もしなくもない。 だが、この本全体には、常にセオリーにしたがって考える、と…

初版は10年近く前の1994年だが、内容的には古さはまったくなく、内藤にとっては、企業再建ものとしては得られる知識だけでなく臨場感もあり、とても実用になる本だった。 特注メーカーの宿命、時間軸、商売の基本サイクル、戦略のチェックサイクル、ストーリ…