本を読むのは… (2004年7月19日)
本の選び方を書いていて、いまさらながら強調していなかったことに気がつきました。
読書は昨日や今日と違う明日を作るためにするのです。本を読むことで、明日の自分が変わっていくのです。そのために読むのです。読書によって、自分の物の見方や、自分の行動や、自分の考え方を変え、迷いを消し、光明を見い出していくのです。
もちろんこれは内藤はそう思っている、というだけに過ぎませんが、本を読むことで明日は変えられるのです。内藤がここで伝えたいことのひとつがこれです。もちろん本を読む「だけ」ではダメですよ。でも、本を読んで自分の行動が変わり、考え方が変わることで、結果的に明日は変わっていくのです。そうすることで、より楽しい明日がやってくるのです。
今日が完全な日であれば、今日に至るまでが完全な日であれば、本を読まなくても良いのです。でも、不完全な日であれば、本を読むべきだと思います。本には英知が詰まっています。世の中は広いのです。自分が悩んでいるようなことで悩み、それに答えを既に出している人がいっぱいいます。そういう人が自分と同じ悩みを持つ人のために本を出しているのです。そういう本に出会って欲しいと思います。
サプリメントは相変わらず流行っています。身体に必要な栄養素やビタミンやミネラルをサプリメントで補充しているわけですが、本も実はある種のサプリメントです。栄養素やビタミン・ミネラルは身体に対するものですが、本に書かれた英知は精神に対するサプリメントです。意識的に補充してやれば、精神も健康になります。何もケアしない人が多すぎるのです。
読書は安価で効果のある精神の栄養であり、ビタミンです。
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