ビジネス本マニアックス

内藤による働く人のためのビジネス本紹介サイト⇒自身の30歳の就職活動についても書いたり。10年くらい更新止まっています。⇒「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移転しました

2004-08-22 「猛烈に一気に勢いをつけて努力する」 (8/22のメルマガのコラムです)


ビジネス本マニアックスの内藤です。


 日曜です。やっと疲れが取れてきました。週休二日万歳! というか土曜に半日働く時代が想像できないですよ。いやまったく。


 さて。昨日の続きなのですが、内藤は試験勉強だけで英語をやってきたので、ぜんぜん話せませんでした。挨拶も出来なかったのです。


 まあでも冷や汗をかいて、その後、必死に勉強したりして、なんとか出来るようになってきました。でもまあ、一つ上達すれば次の壁が見えてくるわけで、次々と冷や汗は出てくるものです。満足したら伸びないです。実際、もっとクオリティの高い仕事をしている人が世の中にはたくさんいるんですね。自分の周りだけ見てるとつい満足してしまいそうになるのです。僕が本を読みまくるのは自分を鼓舞して、もっと優れた人はどんな水準にいるのか見たいというのがあります。


 仕事で英語を使うようになったのですけども、それでも、英文を読むのはちょっと気合を入れて読むシロモノでした。内藤にとっては、まだ英語はスラスラではなかったのですね。それがちょうど一年位前。いまの仕事(30歳にして初めてのちゃんとした就職でしたが)をやり始めて3年近く経ったときです。


 実はいまは英文を読むのは楽なのです。スラスラ読める。実はちょうど昨年の秋くらいから、ある製品の輸入の仕事で、その製品仕様を検討して詰めていくために、米国のメーカーと日本のメーカーの間を仲立ちしていたのですね。双方の主張を翻訳しつつ、こちらは第三者から、話がまとまるように双方にコメントしつつ。毎日A4で3ページくらい読んで、かつ、日本語に全訳しました。また、米国のメーカーを説得するために、毎日2-3ページは英文を書いていたのです。半年くらいでやり取りを収めたファイルが5cmくらいの厚さになりました。


 そしていちおうその商談はまとまりました。まあ、まだこれからの部分があるのですけど。


 それで、いつの間にか、内藤は英文がスラスラ読めるようになったのですね。


 つまり、適当にチョコチョコ読んで済ましていただけでは実力はイマイチつきにくかったのです。ゆっくりゆっくりついていくのです。


 でも、数百ページの英文を結果的に書いて、全部日本語に訳した結果、半年でドカンと英語力がついたのです。


 ここで内藤が言いたいのは、全訳が英語のいい勉強法だと言っているのではないのです。英語の勉強法はいろいろなやり方があります。全訳しない方法もあるでしょう。ただ、その方法が内藤には合っていたというだけです。勉強法で一番大切なのは、他人の評判も聞きつつも、自分に合ったやり方を見つけてやり通すことだと思います。


 内藤が言いたいのは、大切なのは、猛烈に一気に勢いをつけて努力することが、実力をガツンと伸ばす、ということなのです。集中的にやることが大切だなあとしみじみ思うのですね。


 検証は出来ないのですけども、その数百ページの翻訳と英文作成を6ヶ月ではなくて、3年かけてやったらどうか?と思うのですけども、たぶん、今みたいにスラスラ読めるようにはならないと思うのです。


 力を伸ばして、次の段階に行くには、その段階へ駆け上がるための勢いのようなものが必要に思います。


 なんでも、精一杯、猛烈に取り組んでみる、というのは、有効だと思うのですね。毎日コツコツも大切ですけども、毎日ガンガンやることはもっと大切だと思います。たぶん、次のステージへ行くには、ガンガンやらないと見えてこないような気が強くするのです。


 というわけで、昨日書いた、力が伸びるのはスロープのようにではなく、階段状にステップを段階的に上がっていくようになってる、ということなのです。


 さて。とりあえずはこの話はおしまいです。明日にオマケで、勉強法で大切なことは自分に合ったやり方をやる、ということについて補足したいと思います。

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